スズキ ワゴンRハイブリッドの実燃費は20.9km/Lだった!平均燃費の調査結果!

スズキの新型ワゴンRといえば、HYBRIDを搭載した6代目モデルが非常に人気を集めています。
6代目から新たに搭載されたマイルドハイブリッドシステムが非常に好評で低燃費を実現できていることが要因です。
そんなワゴンRですが、実燃費が実際にどれぐらいを達成しているの気になるところではないでしょうか。
そこで今回はワゴンRのハイブリッド車について実燃費を調査しましたのでオーナーの口コミとともに見ていきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
もくじ
ワゴンRの燃費は2種類ある?
出典:スズキ ワゴンR
まず、ワゴンRの燃費についてですがハイブリッド車とガソリン車の2種類があるのでどちらを選ぶのかによって燃費が大きく変わります。
以下がワゴンRのグレード表になります。(特別仕様車を除く)
グレード名 | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
HYBRID FZ セーフティパッケージ装着車 |
33.4km/L | 約140万円 |
HYBRID FZ | 33.4km/L | 約135万円 |
HYBRID FX セーフティパッケージ装着車 |
33.4km/L | 約127万円 |
HYBRID FX | 33.4km/L | 約117万円 |
FA(CVT) | 26.8km/L | 約107万円 |
FA(5MT) | 25.6km/L | 約107万円 |
ワゴンRのグレードは大別すると3種類あり、HYBRID FZとHYBRID FXと、ガソリンエンジンのFAになります。
当然ながらハイブリッド車の方が燃費が良いですが、価格は高くなっていますね。
本記事ではワゴンRのHYBRID車について実燃費をご紹介していきたいと思います。
ガソリンエンジン車については別記事で紹介したいと思います。
ワゴンRハイブリッドの実燃費は20.96km/L
ワゴンRのハイブリッド車の実燃費は年間の平均で20.96km/Lということが分かりました。
ハイブリッド車だけあって実燃費は良い方ですね。具体的に見てみましょう。
出典:スズキ ワゴンRハイブリッド 実燃費
上記の図はワゴンRを所有しているオーナーからの燃費報告になります。
グラフを見ると20〜24km/Lという報告が多い割合を占めていますね。あくまで平均値が20.96km/Lというわけなのでそれ以上の良い燃費がでる場合がありそうです。
続いて月ごとの実燃費でどのような変動があるのかも見ていきたいと思います。
ワゴンRハイブリッドの月別の燃費変動
出典:スズキ ワゴンRハイブリッド 燃費の変動
月別で燃費の変化を見ていくと上記のようになっています。
月ごとに変動の幅が結構ありそうですので数字で見ていきましょう。
ワゴンRハイブリッドの実燃費 | |
---|---|
1月 | 19.6km/L |
2月 | 19.5km/L |
3月 | 21.2km/L |
4月 | 21.0km/L |
5月 | 22.0km/L |
6月 | 22.0km/L |
7月 | 21.0km/L |
8月 | 20.0km/L |
9月 | 22.2km/L |
10月 | 21.7km/L |
11月 | 21.5km/L |
12月 | 19.7km/L |
ワゴンRハイブリッドの実燃費は20km/Lを割る月もあるようです。ハイブリッド車なのに20km/Lを下回るのは少し残念ですよね。
燃費が悪い月は2月の19.5km/Lですが、一番良い月だと9月の22.2km/Lのようですね。
燃費差はおよそ、2.7km/Lなので燃費の振れ幅はありますが、少ない方かと思います。
燃費の達成率は62.7%で低い結果に。
出典:スズキ ワゴンR
続いて、この実燃費がカタログ燃費と比較して、どれくらいの燃費達成率になったのかを割り出してみます。
燃費 | ワゴンR |
---|---|
カタログ燃費 | 33.4km/L |
平均実燃費 | 20.96km/L |
燃費達成率 | 62.7% |
ワゴンRハイブリッドのカタログ燃費33.4km/Lに対して実燃費が20.96km/Lなので燃費達成率はおよそ3.8割ほど下がる結果になりました。
カタログ燃費が高い分、実燃費はかなり低い数値になっていますが平均で20km/L前後を達成しているので燃費は良い方だといえますね。
実際にワゴンRハイブリッドを所有しているオーナーが実燃費をどう評価しているのかを見ていきたいと思います。
ワゴンRハイブリッドの燃費に満足の声
出典:スズキ ワゴンR
オーナーのコメント:ワゴンRハイブリッドの燃費に満足
- 現在22.0L/kmを表示、せめて25L/kmは表示して欲しい。
- 本日、90kmほど走ったコース。平均燃費26.8km/L
- およそリッター20キロメートル?
- 1年乗って平均燃費 22.07㎞(大阪下道9割)。高速 郊外で23km
オーナーの口コミを見ると、概ね20km/Lを超えているコメントが多いようです。平均実燃費が前述したデータでは20.96km/Lでしたがそれ以上は達成しそうです。
ではなぜワゴンRハイブリッドが低燃費を実現できるのか気になるところですね。調べてみました。
ワゴンRハイブリッドが低燃費を実現できる理由
出典:スズキ ワゴンR
現在新車で販売されているワゴンRは6代目で2017年モデルになりますが、従来のワゴンRと比較して大きく変化した部分があるのでご紹介します。
マイルドハイブリッドシステム搭載
出典:スズキ ワゴンR
従来のワゴンRに搭載されていたのは、「S-エネチャージ」という小型のモーターとリチウムイオン電池で走行をアシストする機能でしたが、新型のワゴンRでは、モーターや電池を大幅に強化したマイルドハイブリッドシステムが搭載されるようになりました。
旧型 | 新型ワゴンR | |
---|---|---|
名称 | S-エネチャージ | マイルドハイブリッド |
モーター出力 | 1.6kW | 2.3kW |
リチウムイオン電池容量 | 36Wh | 120Wh |
上記は旧型のワゴンRと新型とでモーター性能の比較をした表になります。
S-エネチャージでのモーター出力では1.6kWしかなかった性能が新型では2.3kWとなっており約1.4倍増加しています。
またリチウムイオン電池の容量に関しては120Whになったので3倍以上増加していることが分かります。
出典:スズキ ワゴンR マイルドハイブリッド
ISGとはモーター機能付発電機のことを指しますが、減速時に発生する回転エネルギーを利用して発電することでリチウムイオンバッテリーに充電する仕組みです。
これによってクリープ走行する際にモーターで走行し加速時にはモーターの力でエンジンをサポートすることが可能になります。
アクセルワークの改善で低燃費へ
出典:スズキ ワゴンR
アクセルワークの改善が低燃費に貢献しているようです。
具体的には、上記で触れたマイルドハイブリッドシステムによるモーターアシストの効果によって、アクセルを踏み込まなくてもスーッと加速してくれる力がついています。
市街地の走行など信号停止などが多い走行環境の中で流れに合わせて走ることができるので、自ずとアクセルワークも改善されます。
さらに、モーター走行なので静粛性も高くなっています。
アイドリングストップで低燃費を実現
出典:スズキ ワゴンR
ワゴンRのアイドリングストップは、減速する際に時速13km/h以下のスピードになるとエンジンを自動で停止します。
そこから発信する際の走り出しにモーターを活用しているので、アイドリングとモーター走行の相性が良い点がより低燃費を実現する仕組みとなっています。
エコドライブをサポートする表示機能
低燃費を実現しようと思えば、車の性能以外にも気をつけなければならないのがドライバーの運転です。
前述したようにアクセルワークを改善する仕組みもありますが運転時にドライバーがエコ運転を心がけることも重要な要素となります。
その点、ワゴンRハイブリッドに搭載されているのがインフォメーションランプです。
出典:スズキ ワゴンR
ハイブリッド車の場合だと燃費が良い状態での走行時に、ブルーやグリーンの照明色で教えてくれる機能があります。
減速エネルギーの回生時にはホワイトのランプで表示されます。
このインフォメーションランプを見ながらエコ運転を行うことで低燃費を維持できるため、意外と便利な機能ですね。
本記事のまとめ
出典:スズキ ワゴンR
いかがでしたでしょうか。今回はスズキのワゴンRのHYBRID車の実燃費について解説してきました。
結果としては、カタログ燃費が33.4km/Lのところ実燃費では年間の平均で20.96km/Lになっていることが分かりました。
しかし、オーナーの口コミを見ると、25km/L前後まで伸びたという声も多くありましたのでワゴンR HYBRIDの燃費は良いと判断できると思います。
また、その燃費に貢献する仕組みについても解説しました。
主には、マイルドハイブリッドシステムによってモーターの力で走行するので、静粛性も高い上、燃費が良くなることがお分かりいただけたかと思います。
今回は、ワゴンRのHYBRIDのグレードについて実燃費を解説しましたが、ガソリン車については別記事にて紹介したいと思います。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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