スズキ 新型スペーシアのグレードと装備の違いについて分かりやすく解説!

スズキの(SPACIA)スペーシアと言えば月間1万台以上を売り上げるほど大ヒットしている軽自動車です。
その人気の秘密は燃費の良さでもありますが、もう1つが搭載されている装備です。
スペーシアのグレードによっては搭載されている装備とされていない装備でわかれてくるので把握しておく必要があります。
そこで今回はスペーシアのグレードとグレード別の違いについて解説したいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
もくじ
スズキ スペーシアのグレード一覧
出典:スズキ スペーシア
スズキ スペーシアのグレードは大きく分けると2つでHYBRID XとHYBRID Gがあります。
HYBRID Gについては、衝突被害軽減ブレーキの有り無しで選択ができるため、厳密にはグレードが3つあるんですが、衝突被害軽減ブレーキ非装着車は装備類がかなり省かれている割に価格がさほど安くないため本記事ではHYBRID XとHYBRID Gについてのみ違いを解説していきます。
グレード名 | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
HYBRID X | 28.2km/L | 約146万円 |
HYBRID G | 30.0km/L | 約133万円 |
HYBRID G 衝突被害軽減ブレーキ非装着車 |
30.0km/L | 約127万円 |
※2トーンルーフパッケージというのもありますがカラーが2色になったメーカーオプション仕様になります。
HYBRID XとGについて同時に紹介していきますので違いを見ていくことにしましょう。
Xグレードの方が上位のグレードなのでXグレードについて装備を解説した後に、Gグレードについていない装備を解説しようと思います。
HYBRID Xグレードのエクステリア
出典:スズキ スペーシア HYBRID X
上記はXグレードのエクステリアです。Gグレードと比較してもそんなに変わりはありません。
出典:スズキ スペーシア 比較
エクステリアでグレードの違いは、HYBRID Xはフロントグリルがメッキ仕様になっており、フロントガラスにUVカットガラスを使用している点だけです。
ちなみに、HYBRID Xについてはオプションで4色のツートーンカラー(ルーフレールとLEDサイドターンランプ付きドアミラー)がありますが、価格は6.5万円ほど高くなります。
出典:スズキ スペーシア ツートーンカラー
スペーシア HYBRID XとGのエクステリアの主な違い
- フロントグリル
- UVカットガラス
- ツートーンカラー選択可(オプション)
- ルーフレールやドラミラー
あまり違いはありませんがツートンカラーだとルーフレールもついてくるのでちょっとおしゃれに見えますよね。
グレード別のインテリア
まずはスペーシアのインテリアを見てみましょう。
出典:スズキ スペーシアのインテリア
シート関連の違い
出典:スズキ スペーシアのインテリア
シートタイプはソファーなどと同じファブリックシートを使用している他、運転席シートリフターや左右独立のリアシートスライドを備えています。
Gグレードについていない装備は以下になります。
スペーシア HYBRID Gについていない主な装備
- 運転席シートリフター
- 後席スライド用ストラップ
- 助手席バニティーミラー
- ラッゲジルームランプ
インテリア(シート関連)で気になる点はGグレードに運転席の高さを調整できるシートリフターがついていないことです。
夫婦間などで車を共有したりする際には、身長差がある場合だと運転が不便に感じることがありますので少しネックになると思います。
インパネ関連
出典:スズキ スペーシアのインテリア
インパネ周辺の装備については、チルトステアリングやマルチインフォメーション・ディスプレーが搭載されています。
Gグレードには以下の装備がついていません。
スペーシア HYBRID Gについていない主な装備
- チルトステアリング
チルトステアリングはハンドルの位置を上下に調整できる機能ですがこれがついていない場合は座高の高さと合わずに運転がしづらい方もいます。
ちなみにXグレードもGグレードもUSBソケットやステアリングのオーディオスイッチはオプションでつけることになります。
収納関連
スペーシアの収納については以下の部分に収納スペースが設けられています。
出典:スズキ スペーシアのインテリア
収納について詳しく見たい方は、スペーシアの収納をご覧ください。
Gグレードには以下の装備がついていません。
スペーシア HYBRID Gについていない主な装備
- フロントアームレストボックス
- 助手席シートバックポケット
これに関してはそこまで必須の収納ではないかもしれませんね。
充実した安全装備
出典:スズキ スペーシア セーフティサポート
今やほとんどの車に搭載され始めたのが安心安全機能です。トヨタのToyota Safety Senseやホンダのホンダセンシングなど事故を未然に防ぐ仕組みがありますが、スズキにも同様にSafety Support(セーフティサポート)が搭載されています。
スペーシア セーフティサポートの内容
- デュアルセンサーブレーキサポート
- 車線逸脱警報機能
- 先行車発進お知らせ機能
- ブレーキサポート
- ふらつき警報機能
- ハイビームアシスト
- 標識認識機能[進入禁止]
- 誤発進抑制機能
- 標識認識機能
- 全方位モニター用カメラ
- ヘッドアップディスプレイ
また、事故の防止だけでなくドライバーの負担軽減にも便利な装備が充実していますよね。
例えばハイビームアシストは前方の先行車や対向車を見極めて自動的にロービームとハイビームの切り替えを行ったり、ヘッドアップディスプレイによってフロントウィンドウに照らし出される表示によって視点の高さが上がり視認性が向上しています。
グレード別の安全装備
上記では主にセーフティサポートの安全装備について例をあげましたが、その他にも多数の安全装備が用意されています。
そのうち、Gグレードには装備されていないものがあるのでご紹介します。
スペーシア HYBRID Gについていない主な安全装備
- 助手席シートベルト警告灯
- 助手席シートベルトリマインダー
- 後方視界支援ミラー
上記はGグレードにはついていない装備です。これは特にこだわりがなければそこまで必要ではないかもしれませんね。
どちらかと言えば次に紹介する快適装備の方が大事になります。
スペーシアに搭載された快適装備
出典:スズキ スペーシア
スーペーシアに搭載されている主な快適装備は以下になります。
スペーシア 快適装備の主な内容
- キーレスプッシュスタートシステム
- ロールサンシェード
- 後席左側ワンアクションパワースライドドア
- 後席右側ワンアクションパワースライドドア
- スライドドアクローザー(後席両側)
- スリムサーキュレーター
- 運転席シートヒーター
- 助手席シートヒーター
出典:スズキ スペーシア スリムサーキュレーター
スリムサーキュレーターは前席と後席の温度差の問題を解決してくれる装備で室内の空気を効率よく循環させます。
出典:スズキ スペーシア エアコンルーバー
エアコンルーパーはつまみを回すだけで風量をコントロールできます。飛行機の風量と同じ仕組みですね。
グレード別の快適装備
Gグレードには装備されていないものがあるのでご紹介します。
スペーシア HYBRID Gについていない主な快適装備
- ロールサンシェード
- ワンアクションパワースライドドア
- スライドドアクローザー
- スリムサーキュレーター
- シートヒーター(2WD)
出典:スズキ スペーシア ロールサンシェード
車内に入ってくる直射日光を防ぐためのサンシェードです。お子さんを乗せるときは必須かもしれませんね。
出典:スズキ スペーシア
両手がふさがっている時などに便利な昨日でワンタッチでドアを開けることができます。
また、ドアを閉める時でも半ドア状態まで締めれば自動的に閉まる仕組みになっているのでこのあたりも小さいお子さんを抱えることが多い方は便利な機能です。
出典:スズキ スペーシア シートヒーター
冬に大活躍のシートニーターです。4WDには搭載されていますが2WDのGグレードには搭載されていません。
本記事のまとめ
出典:スズキ スペーシア
いかがでしたでしょうか。今回はスズキのスペーシアのグレードについて解説をしてきました。
グレードは主に2つあり、HYBRID XとHYBRID Gになります。
価格差はわずかに13万円程度ではありますが、特に快適装備の部分で違いが明らかであったかと思います。
特に子育て中のご夫婦の方であれば便利な機能が備わったHYBRID Xをおすすめします。
しかし一方で、かなり便利な装備が勢揃いというほどでもないので、13万円も価格差があるということに迷った場合には、HYBRID Gグレードであっても装備は十分かと思います。
ただ、衝突被害軽減ブレーキ非装着車だけは装備が不十分すぎるので、避けた方が良いかもしれません。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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