中古車で3万キロ走行した車のメリットとデメリットをわかりやすく解説!

中古車の購入を考える際に、走行距離が重要になりますよね。3万キロ、5万キロ、10万キロ、結局どれがいいのか分からないし、値段も大幅に変わってきます。実は走行距離だけでなく、クルマの年式も重要になってくるんです。
そこで今回は、3万キロの中古車のメリットやデメリット、注意点を解説していきます。
3万キロの車ってどうなの?
- 3万キロ中古車のメリット
- 3万キロのデメリット
- 走行距離のアドバイス
- 本記事のまとめ
もくじ
3万キロ中古車のメリット
3万キロの走行車というとどのようなイメージを持つでしょうか。
よく言われるのが1年で1万キロ走行が目安であるため、3万キロは3年間走った車ということになります。
中古車業界の中ではこの3万キロの車はまだまだ新しい車と認識されていますがまずはそのメリット見てみましょう。
- 車がまだ新しい
- 新車で買うより安く購入できる
- メーカー保障がある
- ワンオーナー
- 現行モデルが手に入る
- 故障するリスクが少ない
- 車検の前に売る人が多いので車数が多い
- メーカー保障がある
- 保証書や点検整備記録簿が残っている
いくつか重要な部分を抜粋して説明します。
クルマが新しい

前述したように、車がまだ新しいことが特徴です。5年〜10年走った車は至るところに破損や消耗がすすんでいます。
例えば、走行距離が多い車だと、フロントバンパーなどに飛び石による傷が多かったり、車体の下部分はサビ付きが残っていたり、エンジンやバッテリーなどの消耗です。
一方で3万キロ程度の車であれば、この懸念が比較的少ないものと想定されます。これについては後ほど詳しく解説します。
ワンオーナー
ワンオーナーというのは、車を新車で買った人が1人の中古車をさします。通常、走行距離が多い車ほどオーナーが複数人になりますのでオーナーが1人ということは車がきれいな場合が多くありますし、ワンオーナー車の場合はリセールバリュー(売却するときの査定金額)を高くするために綺麗に扱う方が多い傾向にあります。
現行モデルが手に入る
車のモデルは、メーカーの売れ行きによって変更があります。車の機能性や形などが大きく変わることをフルモデルチェンジといいますが、これは通常5年〜7年ごとに変更となります。そのため3万キロ装甲車の場合、現行の新しいモデルの車を入手できる点が大きなメリットとなります。
メーカー保障がある

新車を購入した際に、メーカーの一般保証と特別保障がついてきます。
一般保証は3年間、特別保証は5年間となりますが、3万キロの中古車の場合に特別保障がまだついている車が多くあります。
特別保障の内容は、トヨタを参考ください。トヨタのメーカー保証(特別保障) このメーカー保証がついている場合には、中古車を購入する際に中古車販売店やディーラーなどが提供する保障に入らない(車自体も新しいため)という選択肢もでてくるので費用が軽減されるというメリットもあります。
保証書や点検整備記録簿が残っている
5年、10年たった車には保証書や点検整備記録簿(法定整備の検査証明)が捨てられたりの理由から残っていない場合が多くあります。しかし3万キロ程度の車でかつワンオーナーの場合などには、これらの書類が残っていることが多いためメリットがあります。
具体的に、これらの書類があれば、車を売却するときの査定基準が担保されたり、整備された記録が記載されているので、メンテナンスする際や査定額にメリットとして働きます。
続いてデメリット部分についても見ていきましょう。
3万キロのデメリット
デメリット部分についても解説していきます。
- 価格が高い
- 新車とほぼ変わらない値段
- 市場に出回る数が少ない
- メンテナンス 消耗品の交換が必要な時期
- 複数オーナー
- 修復歴などがある
価格が高い

メリットとして新車と比較すると価格は安くなりますが、一方で中古車の中で検索すると価格は高い方になります。やはり状態がいい分、値段は新車とそれほど変わらない場合が多いというのが正直なところです。
販売価格が安くなるのはだいたい5万キロ走行、5年落ちぐらいの車から新車の半額くらいの値段にまで落ちる傾向があるので、それと比較すれば3万キロ走行車は値段が高いと言えます。
また、メリットであげた、メーカーの保証つきの場合には保証が付いている分販売価格にのっている場合もあります。
市場に出回る数が少ない

一般的に、車買い替えの時期の平均はおよそ8.5年となっています。そのため買ってすぐに手放さないという方が多い傾向にあるため3万キロの車が市場に多いとは言えない状況です。
また、近年のハイブリッド車の登場やエコカー減税、環境性能割などの影響で良いクルマを新車で購入してもとがとれるまで長く乗るという傾向もあります
メンテナンス 消耗品の交換が必要な時期
3万キロ走行車=3年落ちの車であれば、新車購入から3年後に車検を迎えます。車検は公道を走るための最低限の検査になりますので、これとは別に法定整備や自分で点検が必要です。
3年目頃からは車の複数箇所で消耗品を交換しなければいけません。例えば、車の原動力となるバッテリーやブレーキの重要な役割であるブレーキオイル、ガソリンの火付けを行うスパークプラグなど、これらのパーツはおよそ3年を目処に交換が必要です。そのためメンテナンス費用がかかってきます。これは年式が古くなればなるほど、どの車も必要です。
メンテナンス部分についての詳しい説明は中古車のメンテナンス解説!買う前も買った後も点検が重要!でも解説していますのでご覧ください。
走行距離のアドバイス

いかがでしたでしょうか。今回は走行距離が3万キロの中古車のメリットやデメリット部分について解説してきました。
ベストな走行距離は一概に言えませんが、参考にするとすれば次の通りです。
- 綺麗さ重視なら3万キロ〜4万キロ走行車
- 価格重視なら5万キロ以上の走行車
また、どうしても3万キロにこだわりたい場合には、年式を妥協することも検討されると良いかもしれません。3万キロ走行車でも年式が8年落ちの車などがあります。
このような車は例えば、毎日運転する主婦の方が1日10kmほどの買い物や送迎などに使っていた車です。この場合、走行距離が少なくて車が以前のモデルで状態のきれいな車となります。
それから、1点アドバイスさせていただくとすれば、ネットなどで車の相場観を調べるときに、走行距離は「3万キロ未満」の車で探すのではなくて3万キロ以上で探しましょう。単位を1つ切り上げることで稀に価格差がある車がでてきますし3万キロは高くとも3.5万キロなら少しお得に買えたりもします。
この辺りのお得な買い方は別の記事でご紹介したいと思います。
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