ホンダ N-WGNの乗り心地は良くない?良い点と悪い点を同時に解説!

ホンダのN-WGNが2019年8月に販売開始されました。気になる点はたくさんありますが、まずはドライバーや同乗者の乗り心地が気になるものです。
そこで今回はN-WGNの乗り心地について、実際のオーナーからの口コミの評価をもとに調べてみましたので解説していきたいと思います。
もくじ
N-WGNの乗り心地って悪いの?
出典:ホンダ
結論からいうと、突き上げ感がかなりあるので乗り心地は悪いという意見が多いように感じました。
しかし一方でかなり快適な乗り心地と答えたオーナーも多いので良い面と悪い面を見て行くことにしましょう。 乗り心地の基準は、次のような内容で調べていこうと思います。
乗り心地を見るポイント
- ドライバーにとっての乗り心地はどうか
- 同乗者からみた乗り心地はいいか
- ドライバーの視認性は良いか
- 走行時の振動はどれくらいか
- 運転操作のしやすさ
- 室内空間の広さや快適さ
- 運転する際の快適さや安全性
これらをベースにしてオーナーの意見を聞いていくことにします。それでは早速みていきましょう。
ドライバーの運転中の乗り心地
まずは、運転中の乗り心地についての率直な意見は以下の通りです。
- N-BOXより軽い分だけ乗り心地が悪くなっているという印象です。軽快さもなければタイヤはすぐ跳ねる。
- サスが硬めでストロークもない感じ。だからいつも振動を拾って突き上げがきつい。乗り心地が悪いと言って、子供が後部座席に座るのを嫌がる。
- 段差などで、多少ピョコピョコ跳ねるような感じがある。
- これは硬い。ちょっと不整地路面を走行すると粗さが目立つ。
乗り心地はだいぶ不満の声が高い印象があります。
サスペンションが固めだから振動を拾うので道路での乗り上げを感じるという意見がありました。N-BOXよりも軽いので比較するとやはり乗り心地の面では荒いようですね。
ちなみにサスペンションが硬いと振動を感じるというのはどういう理由なのでしょうか。
サスペンションが硬いというデメリット
サスペンションというのは、車の車体とタイヤの間にあるパーツのことでそれらをつなぐ役割があります。
出典:みんカラ
このサスペンションが硬いということは、路面から伝わる衝撃や振動が車内やドライバーにダイレクトに伝わってしまうんですよね。N-WGNはこのサスペンションが硬いことから振動を感じやすいと答える方が多いようです。
乗り心地について評価している人もいる
出典:ホンダ
サスペンションが硬いことで必ずしも悪いことばかりではないんです。逆に良いメリットもあります。
サスペンションが硬いと、例えばコーナーリングの多い道やワインディング、車線変更をする場合に、身体が横に振られることなく安定感を感じやすいという良さもあります。
- N-BOXよりも車高が低く、重量が軽いため、軽快でカーブでも安定している。高速道路の合流手前のカーブでも不安がなかった。
やはり、良いと答える方もいるようですので乗る方がどう感じるかによっても感想が変わってきそうですね。
ちなみにこのサスペンションは、交換することもできるのでもしN-WGNで突き上げを感じたらサスペンション(厳密にはスプリングの部分)を交換することも検討すると良いかもしれません。
同乗者の感想
後席の座り心地は、運転席同様に気になる点があるようでした。
- 後席は我慢できるレベルですが少しピョコピョコする感じで大きな段差などが気になります。
- 乗り心地が悪いと言って、子供が後部座席に座るのを嫌がる。
やはり突き上げや跳ねる感じは前席も後席も変わらずありそうですね。N-WGNに乗り心地を求めない方が良いのかもしれません。
前方の視認性は良いが後方は見えづらい
出典:ホンダ
視認性の点で多かった感想は、フロントの視界は良いが後方が見えづらいという点です。
フロントの視界は良好!
- 車高があるので視界も良く、目線が上がり運転しやすいです。
- 室内の広さとフロントの視界が良好
前方の視界については見やすいという感想が多くあります。確かに運転する際にドライバーの目線が高い位置で保てますし余計なピラー(柱部分)がないので横断する歩行者にも気づくことができる点は好評です。
出典:ホンダ
前方の視界は良好だが後方は不満あり!
後方部分については、安全面でも視認性は非常に大事ですよね。特に買い物でスーパーに行ってバックで駐車する場合や子供の送迎に行く場合にはストレスなく停車させたいものです。
N-WGNは若干、後方部分の視界について不満の声があります。
後方の視界に不満
- 後部座席のヘッドクリアランスとルームミラーが運転時の視界を妨げるのが難点。
- 後方視界が少し悪い。(ファイブスターの試練?)
- Cピラーが太く後方視界が良くないのもスパイク譲りです。
ではその後方部分とはどうなっているのでしょうか。写真で見て見ましょう。
口コミにもあるように、Cピラー部分が太いですよね。Cピラーというのはガソリン給油口から天井に続く柱の部分です。このあたりはドライバーからすると見えない部分なので不安ではあります。
後方の視界を良くする装備!
このピラーや後方の視界の悪さを解消すべく導入されたのが、このパーキングセンサーシステムです。しかも全車両で標準装備でついています。
バンパーに4つの超音波センサーを取り付けたから車の後方だけでなく、斜め後ろまでしっかり見ることができます。
この辺りはホンダの技術力がさえますよね。ただこれはあくまでパーキング専用なので、バックの時は視界が上がるんですが走行中の後方の視界は少し気になるかもしれませんね。
N-BOXとは違う広さが最大の魅力!
出典:ホンダ
- 子供の送り迎えで2人乗せた時はその室内空間のちょうどいい広さが、帰宅までの会話を楽しませてくれる距離
- 後部ドアを開けて”えっ!?”すかさず運転席のシートを確認すると一番後ろに下がっていた。にも関わらず驚くほどの広さが確保された後部座席。
- 室内特に縦方向が広く、後部座席もゆったりで、座席の下なども広く空いてる。
- 広い!軽なのに広く感じます!それと足元の小物置き場。傘とか靴とか、汚れ物の一時置き場に最適!
乗り心地の中には室内空間の広さという視点も重要です。そしてN-WGNはN-BOXにはない特徴があります。 口コミにもあるように、「ちょうど良い広さ」ということが大きなポイントです。
ちょうど良い広さは何がメリットなのかというと、子供と話す距離が近いので会話を楽しめることや、夏や冬場にエアコンがすぐに行き渡るというようなメリットがあります。
N-WGNはそういう意味だとN-BOXにはないちょうど良い広さというコンセプトで見るととても魅力的になります。
N-BOXとの比較でサイズ感を見ると?
ちなみにN-BOXとサイズ感を比較して見ると以下のようになります。
2019年新型N-WGN | N-BOX | |
---|---|---|
全長 | 3,395 | |
全幅 | 1,475 | |
全高(FF) | 1,675 | 1,790 |
ホイールベース | 2,520 | |
車両重量(FF) | 850〜910kg | 890〜1,000kg |
乗車店員 | 4名 | |
室内長 | 2,055 | 2,240 |
室内幅 | 1,350 | |
室内高 | 1,300 | 1,400 |
最低地上高 | 145 | |
サイズの単位:mm |
あの室内の広さで大人気のN-BOXと比較すると、さすがに及ばないのですが、「ちょうど良い広さ」という面では、乗り心地の高評価につながるのもわかりますよね。 とはいえ、十分な広さがあるので総合的な乗り心地では人気があります。
出典:ホンダ
運転操作のしやすさによる乗り心地
出典:ホンダ
乗り心地が良いと答えた人の中でもっとも多かった意見は、運転のしやすさになります
- 運転していて楽しいです。軽自動車なのにホンダDNAを感じとることができます。
- 親が乗るので安全性、コンパクトで運転(取り回し)がしやすい
- 疲れません。シートの高さやハンドルもチルトできたりするので運転しやすいです。
小回りがきき、運転がしやすく楽しく運転できるので疲れないという意見がありました。ここにはホンダの優秀な装備が加わっているからかもしれません。
ブレーキから足を離しても停車できる
出典:ホンダ
信号待ちの時や、パーキングで駐車券をとる時などにブレーキペダルから足を離しても停車状態が続きます。さらに、アイドリングストップのままで停車するのでその間、燃費が悪くならないところは非常に評価できますよね。
小回りがきき少ない動作で曲がれる魅力
運転していて疲れないというのは乗り心地が良い証拠ですよね。そんな「人のことを考えて作られたN-WGNの最大の特徴」だと思います。
Honda SENSINGを標準装備して乗り心地UP
N-WGNの最大の特徴である特徴は、安全装備が充実したことです。
事故に合わないような運転支援や事故にあった時でも安心の装備が乗り心地の評価をあげてくれます。これはN-WGNの旧型にはなかった点です。
N-WGNの旧型と新型での違いを見ると一目瞭然です。
出典:ホンダ
Honda SENSING | 新型N-WGN | 2013年旧型 |
---|---|---|
衝突軽減ブレーキ | ○ | ○ |
誤発進抑制機能 | ○ | ○ |
歩行者事故低減ステアリング | ○ | × |
先行者発進お知らせ機能 | ○ | × |
標識認識機能 | ○ | × |
路外逸脱抑制機能 | ○ | × |
ACC(アダプティブクルーズコントロール) | ○ | × |
車線維持支援システム | ○ | × |
後方誤発進抑制機能 | ○ | × |
オートハイビーム | ○ | × |
やはり新型車に標準装備として備わった安心のHondaSENSINGには高評価の声も多くあります。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回はホンダN-WGNの乗り心地について見てきました。
総合評価としては良い点と悪い点で分かれた結果となりましたが概ね良いと判断してよいかと思います。
乗り心地の面では、「ちょうど良い広さ」だったり、視界の見えづらい部分をカバーする装備、安心のホンダセンシングを標準装備など、良いポイントが多く見られたかと思います。
今回は乗り心地の点でみていきましたので紹介していませんが、N-WGNの良さは乗り心地以外にもエクステリアやインテリアなどにもあります。
以下に関連する記事をご紹介しますので気になる場合にはぜひご覧ください。
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