2019年 新型N-WGN グレード別の違いをまとめて比較!

2019年8月にホンダからN-WGNが新しくなって新発売されました。驚いたのは先代から変わり果てた姿ですよね。
出典:ホンダ
デザインに関してはダサいという意見もある中で、見慣れると可愛くみえてきますよね。
ホンダがこだわったのは売れるデザイン(登録車)ではなく「安心して乗っていただくこと」にあってハイトワゴンのありかたを0から見つめた時にたどりついたのがこのN-WGNなんだそうです。
この新型N-WGNにはどのような装備があるのでしょうか。今回はグレードについて違いを確認しながら解説していきたいと思います。
もくじ
N-WGNのグレード一覧
グレード名 | 燃費(FF) | 価格 |
---|---|---|
G | 29.0km/L | 約127万円 |
L | 29.0km/L | 約133万円 |
L・ターボ | 25.8km/L | 約150万円 |
Custom G | 29.0km/L | 約151万円 |
Custom L | 29.0km/L | 約158万円 |
Custom L・ターボ | 25.2km/L | 約166万円 |
N-WGNのグレードは一般のノーマルグレードが3種類あり、カスタムグレードが3種類あるので合計6種類となります。
特徴としては全てのグレードにHonda SENSINGが搭載されていることです。グレードごとの特徴を見る前にまずはどのグレードにも搭載されている標準装備がありますので見てみましょう。
全てのグレードについている主な装備
ここでは主な装備について挙げます。
Honda SENSING
Honda SENSING
出典:ホンダ- ホンダの安全支援装備であるHonda SENSINGは単眼カメラとミリ波レーダーで周囲の状況を察知し危険回避をサポートしてくれます
オートブレーキホールド
オートブレーキホールド
出典:ホンダ- 信号での停車中やパーキングでの出入りでブレーキペダルから足を離しても停止してくれる
VSA
VSA
出典:ホンダ- 雨や雪の日に横滑り抑制するシステムVSAを導入してます
パーキングセンサーシステム
パーキングセンサーシステム
出典:ホンダ- リア(後方の)バンパーに4つの超音波センサーを搭載したことでバックをする時に車の後方や斜め後ろにある障害物でも感知して、音と表示で知らせてくれます。
エマージェンシーストップシグナル
エマージェンシーストップシグナル
出典:ホンダ- 急ブレーキをかけた時でも後方の車が追突しないように、高速でランプを光らせて後方車へお知らせする機能
ヒルスタートアシスト機能
ヒルスタートアシスト機能
出典:ホンダ- 上り坂で停止中から発進する際に、ペダルを踏みかえる際に車が後退しないように約1秒間、後退を抑制する機能です。
サイドエアバッグシステム
サイドエアバッグシステム
出典:ホンダ- 車線変更時などに車同士や障害物と衝突してしまった際には、センサーが衝撃を感知するとすぐにエアバッグが作動する仕組みです。
頚部衝撃緩和フロントシート
頚部衝撃緩和フロントシート
出典:ホンダ- 後ろから追突された場合、ムチウチで首を痛める可能性がありますよね。首にかかる負担を軽減するために衝撃緩和シートを運転席と助手席に搭載しています。
チャイルドシートの固定
チャイルドシートの固定
出典:ホンダ- 万が一、車が衝突した場合にチャイルドシートが前に滑る出ることを抑制するためにチャイルドシートを金具で固定することができます。
ここまで見ていただいた通り、ホンダの安全装備ってすごいですよね。事故を起こさないための安全装備だけでなくて事故が起きたことを想定しての安全装備になっていて、しかもこれがN-WGNではどのグレードでも全て標準装備でついてきます。N-WGNの最大の特徴は、この安全機能にあります。
Gグレード
Gグレードについては、N-WGNの中で最下層のグレードになるので装備はかなりシンプルなものになっています。
特徴
外観は以下のような感じです。
カラーバリエーションは単色9色でツートーン色がないのでかなりシンプルな外観になります。
価格については約127万円になりますが、N-BOXのGグレードの価格が約138万円、ダイハツ新型タントのLグレードが約130万円なので少しお得に手に入る値段ですね。
N-WGNをさらにお得に買いたい場合には、Honda SENSINGをつけないこともできるのでその場合の価格はFFで約120万円まで下げることができますよ。
Gグレードについていない主な装備も見てみましょう。
- LEDヘッドライトや9灯式フルLEDヘッドライト
- ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
- 充電用USBジャック
- シートヒーター
- シートバックポケット
- 360度スーパーUV・IRカットパッケージ
- パドルシフト
- シートヒーター(4WDのみ搭載)
N-WGNは標準装備が結構充実しているのでGグレードでも問題ないのですが、見た目が悪いなどの意見もあるのは事実ですね(笑) ただ、見慣れると可愛く見えますしグレードをあげることで外装や内装がかなり良くなります。
Gグレードは安全な軽自動車を安く買いたいというニーズに答えた車ですね。
Lグレード
Lグレードになると以下のカラーバリエーションが増えてツートーンカラーになります。ツートーンを選ぶとホイールの仕様(デザイン)も変わります。
ルーフ(屋根の部分)が白でボディカラーが4色増えます。ツートーンカラーですね。 内装についてはステアリング(ハンドル部分)やアームレスト(ひじかけ部分)が若干変わります。
特徴
インテリアにさほど変わりはないんですが、外装のカラーが増えた分オシャレになりますよね。Lグレードには以下の便利な装備も標準搭載されます。
- シートヒーター(運転席)
- LEDヘッドライト
- ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
- 充電用USBジャック
- エアコン(プラズマクラスター技術搭載)
- シートバックポケット
- 360度スーパーUV・IRカットパッケージ
Gグレードとの価格差が約6万円で若干高いんですがETC車載器やスマホの充電ができ、お肌に優しいUVカット機能付きと考えるとLグレードは買いですね。
L・ターボ
L・ターボグレードについては、Lグレードとほぼ同じと考えて良いのですが一番の違いはターボ車になるということです。
特徴
NA車(自然吸気)とターボ車ではエンジン性能が異なります。走行時はターボ車の方が断然パワーがあるんです。
G、L | L・ターボ | |
---|---|---|
最高出力kW(PS) /r.p.m. |
43[58] / 7,300 | 47[64] / 6,000 |
最大トルクN/m(kg・m) /r.p.m. |
65[6.6] / 4,800 | 104[10.6] / 2,600 |
上記はNAのグレードと比較して表ですが、GやLグレードでは7300回転で58馬力なのに対して、L・ターボは6000回転で64馬力のパワーがあります。 少ない回転数でパワーが大きいため高速での追い越しや坂道などでの動力がかなり違います。
ちなみに、N-BOXと同じ規格になるのでN-BOX同様に同じパワーと加速性能があります。2019年7月に発売開始された新型タントの数値を見てもN-WGNの方がよりパワフルな走りを期待できます。
- LEDヘッドライト
- アレルクリーンプラスシート
- パドルシフト
- 14インチスチールホイール(2トーンカラーのみ)
出典:ホンダ
パドルシフトはマニュアル車のようにシフトチェンジを自分で行うことができますので走りを楽しむことができますよね。またLEDヘッドライトは夜間や雨天時の状況にあわせて自動で点灯、消灯するので視認性の向上につながります。
インテリアやエクステリアはLグレードと違いはありませんが外装で2トーンカラーを選ばんだ場合のみ、ホイールが2トーン仕様のものになります。
価格については、ターボ車になることによってLグレードよりも17万円ほど高くなり約150万円になります。近場の買い物程度に使うのであればターボ車でなくても問題ないのですが週末に遠出する方や通勤などで坂道等が多いなどであればターボの方をおすすめします。
Custom G
Custom Gグレードになると、外装のフロントグリルからインテリアのシートまでかなりシックな印象になります。カラーバリエーションは7色でツートーンカラーはありません。
特徴
カスタムGグレードの特徴はというと、ノーマルのGやLグレードよりもグレードアップされた装備や内外装にありますが、Gグレードについてはノーマルグレードと比べると、エクステリアが変わっただけのカスタムスタイルになります。
インテリアの高級感が味わえるのは次のグレードであるカスタムLグレードからが良質なものになります。
エンジン性能はノーマルのGやLと同じなのでL・ターボに比べると動力性能は劣ります。なのでカスタムGグレードは見た目の外装を整えたぐらい、という印象です。
上の写真はカスタムグレードなら全て標準搭載です。
- 9灯式フルLEDヘッドライト
- インテリアイルミネーション
- トリコットシート(座席)
- ナビ装着用スペシャルパッケージ+ETC車載器
- エアコン(プラズマクラスター)
- シートバックポケット(運転席)
こんな感じなので基本的にカスタムGグレードはエクステリアが変わっただけと思った方が良いでしょう。
価格は約151万円でL・ターボと同じです。なのでノーマルのLグレードからしてみれば、エンジン性能の優れたL・ターボにするかエクステリアの洗練されたカスタムGにするかが迷いどころとなると思います。
筆者としてはデザインよりもエンジン性能を重視したいのでCustom Gグレードを選ぶぐらいであればグレードをこれよりあげるか、エンジン性能の良いL・ターボを選択しますね。
Custom L
Custom Lグレードになると外装のカラーが増え、インテリアに高級感がもたらされます。カラーバリエーション11色でツートーンカラーそのうち4色になります。
特徴
上記はカスタムLグレードの2トーンカラーです。N-WGNは結構個性的なカラーが多いですよね。
装備についてはカスタムGグレードにプラスアルファの装備を加えた点にあります。エクステリア、インテリア、装備ともにワンランク上の仕上がりになっています。
ステアリングにチタン調の塗装を施しシートの素材はトリコットとアクセント部分にジャージーを使用。オーディオ部分にもピアノブラック調でシルバー塗装を施すなど、細部のこだわりと全体の統一感がよりシックで高級感のある仕上がりになってますよね。
価格については約158万円なのでカスタムGと比較して7万円の価格差がありますがエクステリアとインテリアでプラスアルファを持たせるならLグレードにすべきでしょう。
ただ、このあたりのグレード(価格帯)からは新型タントやN-BOXも検討できるゾーンになるのでN-WGN以外の軽自動車という選択肢もでてきます。
Custom L・ターボ
Custom L・ターボはN-WGNで最上層のグレードです。Custom Lと比較するとターボの違いだけと思いきや、内装のシートやステアリング、ホイール部分が変わるのでカスタムLにターボと内外装をプラスアルファしたようなイメージになります。
カラーバリエーション11色でツートーンカラーそのうち4色になるのでここは同じです。
特徴
カスタムLグレードとの違いはエンジン性能ですがノーマルのL・ターボと同様のターボエンジンを使用しているのでパワーや加速感がNAよりも断然高くなります。エンジン性能の詳細はノーマル車のL・ターボをご覧ください。
価格については、約166万円になるのでカスタムLと比較で8万円程度の違いになりますが、前述したようにこのぐらいの価格帯になるとN-BOXのG・L ターボのノーマルグレード(カスタム車ではない)で約169万円になってきます。
N-BOXのグレード一覧も以下の記事で紹介しています。
カスタムL・ターボについてはかなりこだわりのある方であれば選択肢になりますが、インテリアやエクステリアをそこまで求めないのであればカスタムLグレードまでで留めておくのも良いかもしれません。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は新型N-WGNのグレードについて解説してきました。
N-WGNは先代のイメージをかなり刷新してリリースされましたが、一番特徴的なのはやはり安全面へのこだわりではないかと思います。
冒頭に紹介した安全装備が標準でついてきて、さらにグレードごとにインテリアとエクステリアを細かく分けるという感じがN-WGNのグレードの特徴ですね。
ちょっとダサい、という声もありますが見慣れると愛着のわいてくるデザインでありツートーンカラーのあるグレードを選べばおしゃれなカラーを楽しめる車だと思います。
N-BOXとも比較しながら自分にあったグレードを探しましょう!
また、以下の記事ではN-WGNのフルモデルチェンジ後に旧モデルとどう変わったのかを解説していますのであわせてご覧ください。
本記事が少しでも良い車選びにお役に立てれば幸いです。
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