ホンダ N-BOXの実燃費を調査!燃費が良い理由も解説

今、軽自動車で最も売れていて勢いのある車がホンダのN-BOXです!2位以下を大きく突き放してダントツの1位。
そこで気になるのはN-BOXって実燃費はどうなの?という疑問。燃費は家計の支出にも影響があるので知っておきたいですよね。でも、メーカーのカタログ燃費の数値はでませんよね。大事なのは実燃費を知ることです。
ということで、本記事ではN-BOXの所有者からのレビューをベースにして実燃費を解説し、さらにN-BOXが燃費が良い理由についても触れていきたいと思います。
それでは早速、見ていきましょう。
もくじ
燃費の口コミ
N-BOXはグレードに分けると18種類ほどありますが燃費について基準となるグレードは、N-BOXのノーマル車(NA)とターボ車の2つになります。
グレードの種類については以下の記事でも紹介しています。
ターボ車って何かを簡単に言うと、ノーマル車に比べてエンジン性能がよく、少ない回転数で多くの馬力(パワー)があります。なので坂道や高速での追い越しはターボ車の方がスムーズな加速を実感できます。
まずはそれぞれのカタログ燃費を確認してみましょう。
N-BOX | ノーマル | ターボ |
---|---|---|
カタログ燃費(JC08) | 27.0km/L | 25.6km/L |
さすがの燃費性能ですよね。27.0km/Lは驚異的です。ですが実際の実燃費はここから2〜3割ほど下がるのが普通です。
では実燃費はどれぐらいなのか口コミから調べてみたところ以下のようになりました。
N-BOX | ノーマル | ターボ |
---|---|---|
実燃費 口コミ | 17.9km/L | 17.2km/L |
カタログ燃費達成率 | 66% | 67% |
※e燃費の平均燃費より |
カタログ燃費よりも3割強ほど少ないものの平均で17km/Lほどであれば実燃費は良い方ですね。
ついでにライバル車の実燃費も比較しておきましょう。
実燃費 | ノーマル | ターボ |
---|---|---|
ホンダ N-BOX | 17.9km/L | 17.2km/L |
日産 デイズ | 18.3km/L | 18.0km/L |
スズキ スペーシア | 18.8km/L | 16.4km/L |
ダイハツ タント | 16.3km/L | 15.5km/L |
※e燃費の平均燃費より(※モデルの違いが若干あるため上記は参考程度です) |
実燃費を比較するとほぼ横並びでさほど変わりませんね。それでもN-BOXがダントツの販売台数なのは他にも良さがありそうですね。
では次にN-BOX購入者の燃費の口コミについて見てみましょう。
N-BOXの実燃費レビュー
平均の実燃費は、ノーマルでもターボでも17〜18km/Lですが実際のN-BOX購入者のコメント評価についても調査しましたので要約したものを記載します。
ノーマル車の燃費レビュー
- 夏と冬は13、14kmでそれ以外は16、17km。高速は20kmで最高24kmを超。
- 6000km走って実燃費は17km/Lほど
- 通常走行で15km/Lくらいで高速をゆっくり走ると22km/L
- 平均してリッター15Km程度。(あまり良くない)
- ハイトワゴンでは上出来の燃費で普通に15km/L以上は出る。
ターボ車の実燃費は結構良い
- ターボ車にすることによっての燃費の低下はなく、むしろ18㎞/Lに向上した。
- 高速を15km、渋滞の無い下道を15km走り22~23km/L走ります。
- 通勤が短いため15km/L前後だが、自動車道では22.5km/L走たので満足。
- 高速道路8割、一般道2割、オートエアコンとECON使用し20km/Lほど
ちなみに、燃費レビューを調査しながら筆者が思ったのは、「みんな結構、ターボ車に乗ってる!」っていうことです。
安くてカタログ燃費の良いノーマル車を選ぶのかと思いきや、実際はターボ車の実燃費も変わらなさそうなので、走行性能が高いターボ車を買ってる、というような印象を受けました。
悪いレビュー(少数)
実燃費に関しては満足されている方が大半ですが、少数意見として以下のように燃費がのびないという意見もありました。
- 短距離をちょっとずつしか走ってないからか10km/L前後しか行かなくて不満です
- 現在、500km走行で平均燃費14km/Lでのびないですね。
- 短距離を移動する場合の燃費計の評価が非常に悪く、仕様からか、どんどん下がって15キロを割る。
N-BOX購入者のコメントとしてはこういう感じですね。
17〜18km/Lの平均実燃費に対してオーナーさんからの意見はやっぱりリアルで参考になります。
実燃費としては17〜18km/Lというのはどうやら概ね正しいようで、最高燃費は20km/L以上でる場合も普通にありそうです。
個人的には、ターボ車が意外と燃費が良さそうなので走行性能から見ても、おすすめですね。
燃費をあげる装備がある
実はN-BOXの燃費が良いのには理由があります。それがホンダならではの装備(オプション含む)です。
具体的に燃費の貢献に役立っている装備や機能を見てみましょう。ここにも人気の理由が隠されていそうですよね。
燃費に貢献する機能や装備
例えばホンダならではの以下があげれれるでしょう。これがN-BOXに搭載されています。
ここに挙げただけでも7種類あります。燃費に貢献する理由を簡単に書くと以下のような感じです。
アイドリングストップ
ホンダのアイドリングストップのいいところは減速している途中なのにエンジンを自動でストップさせることです。車が止まってからエンジンが止まるのとでは燃費に違いが出ますからね。
低燃費へ自動制御
燃費を悪くする理由の一つにエアコンやエンジンの使用量が挙げられますが、こまめにクーラーや暖房の付け替えはめんどくさいものです。ですがECONスイッチを押すことでエンジン、エアコンなどの車全体の動きを自動制御してくれるから低燃費につながります。
エコ運転と燃費表示でお知らせ
この2つは、あれば意外と便利な機能ですよね。燃費が悪くなる理由の一つにドライバーの運転の仕方も含まれます。
燃費に優しい運転をするとメーターの色が変わって教えてくれる機能なので無意識にエコ運転をさせてくれる機能です。そしてそれを可視化したものが燃費表示というわけですね。
搭載されているエンジン
i-VTECはエンジンの回転数に応じてバルブの開きを変える仕組みです。これによりハイパワーと低燃費を両立しながら走行できます。
また、ターボ車に搭載されているターボエンジンは必要なトルクに応じて過給圧をコントロールするためパワフルな走りと低燃費の2つを実現します。
クルーズコントロール(ACC)
Honda SENSINGの機能の1つで、高速道路で前方車を追従する機能になります。車が自動で車間距離と走行スピードをコントロールするのでドライバーの負担軽減だけでなく、エコ運転による燃費の向上が期待できます。
N-BOXの燃費まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は今もっとも売れている軽自動車、ホンダのN-BOXの燃費について、口コミからの実燃費と低燃費が実現する理由(機能)について解説してきました。
燃費を良くするにも悪くするにも、様々な因果関係がありますよね。例えば急発進、急ブレーキをしたり坂道や峠などを走る場合、夏場や冬場など様々です。
それでもN-BOXは新しいテクノロジー(技術)を使って日々燃費の向上を行なっていて、それが装備として車に搭載されています。この辺りは今後もより良い燃費向上を期待したいところですね。
本記事がみなさまのカーライフに少しでもお役に立てれば幸いです。
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