ホンダ N-ONEターボ車がおすすめ!特徴を分かりやすく解説

ホンダのN-ONEは見た目のキュートさが特徴ですよね。一方で気になるのはどのグレードにするかではないでしょうか。
その中でもまずおすすめしたいのは「エンジン性能の質でグレードを選ぶこと」です。エンジン性能が高いのがターボ車になります。
本記事ではN-ONEターボ車が、NA車(自然吸気)と違ってどのような特徴があるのかを中心に解説していきたいと思います。それでは早速見ていきましょう!
もくじ
N-ONEのターボ車ってどのグレード?
出典:ホンダ
N-ONEには11種類のグレードがあります。そのうち7種類はNA(自然吸気)で残り4種類がターボ車になります。
ではそのターボ車は一体どのグレードなのかというと以下の表で黄色で塗りつぶした部分が該当します。
グレード | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
Standard | 28.4km/L | 約120万円 |
Standard・LOWDOWN | 28.4km/L | 約123万円 |
Standard・L | 28.4km/L | 約133万円 |
特別仕様車Standard・L | 28.4km/L | 約142万円 |
Standard・LOWDOWN L | 28.4km/L | 約136万円 |
Standard Tourer | 25.8km/L | 約149万円 |
Select | 28.4km/L | 約142万円 |
Select Tourer | 25.8km/L | 約152万円 |
Premium | 28.4km/L | 約153万円 |
Premium Tourer | 23.8km/L | 約164万円 |
RS | 23.6km/L | 約174万円 |
ちなみにTourerはツアラーと呼びます。ターボ車の価格はNA車よりもおよそ10万円ぐらい高くなります。
N-ONEターボ車の大きな特徴
N-ONEのターボ車の大きな特徴は、全てのグレードにクルーズコントロールがついていることです。クルーズコントロールは高速などで前走車を自動で追従してくれる機能ですよね。これが標準装備で備わっています。
ただ、残念なことにN-ONE自体にHonda SENSING(安全装備)がついていないんですよね。この辺りが大きな特徴になります。
ちなみに、現在のN-ONEは何度かマイナーチェンジを繰り返したもののフルモデルチェンジ経歴としてはまだ初代モデルです。
N-ONEのモデルチェンジは2020年が濃厚ですので、おそらく来年にはHonda SENSINGを搭載した2代目新型N-ONEが誕生すると思います。
ターボ車の走行性能はいいの?
出典:ホンダ(DOHC ターボエンジン)
N-ONEのエンジンですが、N-BOXやN-WGN(エヌワゴン)と同じ性能で以下のようになります。
ノーマル(NA) | ターボ | ||
---|---|---|---|
総排気量(L) | 0.658 | ||
最高出力kW(PS) /r.p.m. |
43[58] / 7,300 | 47[64] / 6,000 | |
最大トルクN/m(kg・m) /r.p.m. |
65[6.6] / 4,700 | 104[10.6] / 2,600 |
N-ONEに使われているエンジンは上記の画像のDOHCターボエンジンになります。
DOHCターボエンジンの特徴
DOHCというのはダブル・オーバーヘッド・カムシャフトの略で主に、ツインカムエンジンと呼ばれています。
簡単に言うと、エンジン内のバルブの数を増やして吸気効率を上げたエンジン構造になります。
これは何がすごいのかというと、N-ONEに搭載されているこのターボエンジンは1.3Lクラス並の発進加速があるということです。
1.3Lクラス並のエンジンというと普通車並のエンジン性能なので、かなり優秀なエンジンを使っていることがわかりますよね。軽自動車なのに普通車並の発進加速ということです。
フィット並の走行性能がある
このDOHCターボエンジンは、ホンダの売れ筋コンパクトカーであるフィットに匹敵するレベルと言っても過言ではないでしょう。
N-ONEのトルクピークは2600回転で、FITは5000回転になります。
N-ONEターボ | フィット(13G) | |
---|---|---|
総排気量(L) | 0.658 | 1.317 |
最高出力kW(PS) /r.p.m. |
47[64] / 6,000 | 73[100] / 6,000 |
最大トルクN/m(kg・m) /r.p.m. |
104[10.6] / 2,600 |
119[12.1] / 5,000 |
つまり、低回転ではN-ONEの方がフィットよりも軽量でもあり加速性能に優れています。発進加速も、N-ONEターボの方が有利です。
一方、FITの場合は高回転領域になると優位性があります。条件にもよりますが、FITクラス並の走行性能を実現しているといえますよね。
ターボ車のレビューは高評価!
では実際に、N-ONEでターボ車を買った人のレビュー評価を見てみましょう。
N-ONEターボ車のレビュー
- 郊外のワインディングよりも、都市部をキビキビ走るのに丁度良く軽自動車としてはとても良い
- 低速域での力強さは心地良い。104N・m/2600rpmはダテじゃないなと関心。低回転のまま余力を感じながら運転できる
- このフィーリングは最高で、軽自動車だけど走りも楽しみたいという方におすすめ
- グイグイ引っ張ってくれる感じで軽快さが特徴。高速で走っても低回転からあるトルク感は安心感がある
ターボ車についてはエンジンや走りを高く評価している方が多くみられます。やはり1.3L並のエンジンというのは定評がありますよね。
静粛性は低いので低評価レビューあり
口コミの中には低レビューの評価もあります。ターボ車に限らずですが、N-ONEで多い低評価ポイントは室内の静粛性です。
ロードノイズやエンジン音がかなり気になる方もいるようです。N-ONEの評価については以下の記事でまとめましたのでこちらをご覧ください。
ターボ車の燃費は高速で上々!
DOHCターボエンジンでの燃費についても見てみましょう。NA(自然吸気)エンジンと違い燃費は若干落ちますね。
JC08モードの測定では、25.8km/Lになります。 ただしこれはあくまでカタログ燃費!実際の実燃費はどうなのでしょうか。
口コミで調べたところ、おおむね以下のようなものが基準になりそうです。
ターボ車の実燃費
- 高速では20〜23km/L前後ぐらい
- 街乗りだと13〜16km/L前後ぐらい
ターボエンジンは主に高速道路の走行時に力を発揮するようですね。ただ、カタログ燃費では25.8km/Lになるので、街乗りだと実燃費の比較で乖離(かいり)がありそうですね。
以下の記事ではNA車とターボ車の実燃費について詳しく解説していますので合わせてご覧ください。
ターボ車グレードのエクステリア紹介
以下はターボ車が搭載されているグレード4種類になります。
Standard Tourer
Standard Tourer(スタンダードツアラー)は標準タイプのインテリアです。なのでシートタイプはStandardグレードと同じモデルですがステアリングがホワイトアイボリーを採用しています。
Select Tourer
Select Tourer(セレクトツアラー)は以降はインテリアとエクステリアがグレードアップします。シートタイプはダブルラッセルを採用しステアリングがピアノブラック調になっています。ルーフやドアミラー、ホイールなどもおしゃれで高級感がありますよね。
Premium Tourer
Premium Tourer(プレミアムツアラー)はのシートタイプはジャージーを採用しステアリングがピアノブラック調になっています。ルーフやホイールなどの質感が黒を基調としていてアップグレードしていますよね。
RS
RSはスポーツタイプのモデルで走りを楽しみたい方に選ばれています。シートタイプはダブルラッセルを採用しステアリングはピアノブラック調ですがRS専用のカラー(レッド)を取り入れていてスポーティーな仕上がりになっています。
装備やオプションなどについては、公式サイトからご覧ください。
ちなみに、冒頭でお伝えした通り、N-ONEの全グレードにはHonda SENSINGがついていないところがネックですが、仮に2020年のフルモデルチェンジで搭載されたとした場合、およそ7万円ほど価格があがることが予想されます。
本記事のまとめ
出典:ホンダ
いかがでしたでしょうか。今回はN-ONEのターボ車についてグレードやエンジン性能、燃費レビューや内外装について解説をしてきました。
もし購入に関して迷っている方は、Selectグレードの検討をおすすめしています。以下の記事でも紹介していますのでぜひご覧ください。
また、本記事のポイントとしてはターボ車のエンジン性能になります。
記事の中でご紹介しましたがコンパクトカー(フィット)並の加速性能を持つ軽自動車というのはレースで培ってきたホンダ車ならではの特徴ではないかと思います。
自宅周辺が山道だったり、遠出をすることが多い方、通勤などで高速を利用される方はターボ車の購入をおすすめします。
NA車と比較するとエンジン性能がまるで違いますので一度試乗されることをおすすめします。 本記事がみなさまのクルマ選びに少しでもお役に立てれば光栄です。
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