欠点だらけ!ダイハツ ミライースの乗り心地は悪い!でも燃費はいい!

ダイハツのミライースは低燃費、低価格、安全な乗り心地を売りにした人気の軽自動車です。
今から車を乗り換えたいと思っている方もいるかと思いますが、少し考えてみることが必要です。
実は、ミライースの乗り心地の部分でオーナーからの不満や弱点が多くあります。この不満を気にしないのであれば、買っても問題ないと言えるでしょう。
というわけで、今回はダイハツ ミライースの乗り心地についてその不満の内容や理由、改善ポイントなどをオーナーの評価とともに見ていきたいと思います。それでは早速見ていきましょう。
もくじ
ミライースは突き上げがあり乗り心地が悪い
出典:ダイハツ ミライース
ダイハツ ミライースの乗り心地についてオーナーの評価を聞いたところ、実に不満の多い結果となりました。
その理由のひとつが走行時の突き上げがかなりあり、運転しづらいという点になります。
オーナーの不満な口コミ
- 路面の段差の突き上げが結構気になります。
- 小さな段差でも「ドシン」「バタン」と低級な突き上げが常にありますし、その際はボディが「ブルブル」と震える感触すらありました。
- 車道から歩道を横切りコンビニに入る時の段差などでの突き上げ感はとても大きく、ぶつけたかなと焦る程度でした。
- 荒れた路面は、ゴツゴツ感が有ります。荒れた路面は、ゴツゴツ感が有ります。
車両重量670kg、たった4.4mの宰相回転半径という軽量化ボディで小回りが利くミライースですが、その反面軽量なだけに不満も目立つようで不評なコメントが多く見られます。
では、なぜこのような不満がでてきているのでしょうか。それはミライースの構造部分に課題があるからです。以下で解説します。
乗り心地が悪い理由は固いサスペンション
出典:ダイハツ 写真はムーヴのサスペンション
乗り心地の良さはサスペンションが固いのか柔らかいのか、と言う点が大きく影響してきます。
タクシーなどの乗り心地の良い車はサスペンションが柔らかくふわふわした快適な乗り心地ですよね。
ではミライースのサスペンションはどうなのかというとオーナーのコメントは以下の通りです。
オーナーの不満な口コミ
- ちょっと硬めの印象です。路面の段差もそれなりの突き上げ感はあります。
- 私にはサスペンションがやや硬すぎる。 一般道では道路の凸凹をそのまま拾う感じ。
ミライースのサスペンションは固めの印象ですね。
ではサスペンションが固いとなぜ乗り心地が悪くなるのか?という点が気になりますよね。
実は、サスペンションが固いと路面から伝わる衝撃や振動が車内やドライバーにダイレクトに伝わってしまうという性質があります。
だからオーナーのコメントで「荒れた路面などで突き上げがある」という意見が多いんでしょうね。
ミライース | |
---|---|
駆動方式 | 前輪駆動(FF) |
サスペンション形式(前) | マクファーソンストラット+コイルスプリング |
サスペンション形式(後) | トーションビーム+コイルスプリング |
さらに突き上げがあり乗り心地が悪いのは、サスペンション以外にも原因がありました。
乗り心地が悪い理由はタイヤの高い空気圧
出典:ダイハツ ミライース
まずはオーナーの口コミを見てみましょう。
オーナー口コミ:タイヤの空気圧
- タイヤの指定空気圧を燃費向上のため上げている関係でやや道路の段差を超えるときは固さを感じます。
- 空気圧が高め(2.6キロ)で振動は感じます。
- タイヤの空気圧が高いせいもあるかもしれませんが、ちょっとした凹凸や橋の継ぎ目などを走ると結構衝撃がきます。
どうやらミライースのタイヤの空気圧が高めに設定してあるようですね。具体的には、ミライースのタイヤの指定空気圧は、260kPaになっています。
タイヤの空気圧が高いと燃費はよくなりますが、路面のデコボコをひろいやすくなり細かいロードノイズなどが伝わってきてしまいます。その影響で突き上げを感じることになります。
ちなみに、タイヤの空気圧に関しては車によって異なりますが運転席のドア部分あたりに貼ってある空気圧表示シールなどで確認することができます。
乗り心地について引き続き見ていくことにしましょう。
安定感はない?飛んでいきそうな乗り心地
出典:ダイハツ ミライース
こちらもオーナーの評価から見ていきましょう。
オーナーの口コミ
- 走行中は・・・車体が軽い為、飛ばされそうな感覚がする。浮くという怖さ。
- 旋回時には、比較的ゆっくりの先回であってもロール(傾き)を感じる。慣れるまでは少し気持ち悪い。
高速道路などでスピードを出すと、車体が軽い分「飛んでいきそう」と不安を感じる方が多いようでした。それぐらいふわふわする感覚がこの車にはあるようですね。
小回りが利く!がデメリットに。後席は傾く
ミライースのメリットだと思ったいた小回りが利くというポイントが逆にアダとなっているようなんです。
出典:ダイハツ ミライース
最小回転半径はなんと4.4mと小さいため旋回が効きやすいのですが、口コミだとロール(傾き)を感じて気持ち悪いという意見がありました。
後席が傾きが大きい?
旋回時にロールを感じると答えたオーナーはおそらく後席のことを指していると思います。実際にミライースの後席を見てみましょう。
出典:ダイハツ ミライース
上の写真は、最上級のグレードです。最上級グレードですが後席はベンチシートタイプですね。
たしかにベンチシートだと、旋回時に体が傾くのかもしれません。小さいお子さんを連れて遠出するとなると酔いがまわるかもしれないので遠出には少し不向きな車かもしれませんね。
長距離運転だと乗り心地は低下する
出典:ダイハツ ミライース
前述したように本当に遠出に不向きなのかについても調べてみました。
オーナーの不満な口コミ
- シートが身体をあまりホールドしてくれないので、長距離を走ると疲れます。
- 私にとって一番の問題はフロントシートでした。坐骨が当たる部分が柔らか過ぎて沈み込みが大きく、長時間走ると腰に負担が掛かります。背もたれも腰をサポートせず、腰の筋肉がずっと緊張してる感じです。
- 燃費重視のセッティングなのは仕方ないが、正直乗り心地は犠牲になっている。路面のアップダウンをモロに拾うのでロングドライブは疲れる。
やはり遠出やロングドライブに不向きな車であることは間違いなさそうですね。
そして、意外なことに後席がベンチシートなので疲れやすいのかと思っていたところ、実際にはフロントシート(前席)も運転が疲れるという意見が多くありました。
出典:ダイハツ ミライース
運転や乗車が疲れる理由
ではなぜフロントシートや後席は疲れるのでしょうか。理由は簡単です。
出典:ダイハツ ミライース Bグレード
不満な内容
- 後席のヘッドレストは上位グレードにしかない
- ヘッドレストがあってもシートと一体型
- チルトステアリングも上位グレードのみ
- 運転席シートリフターも上位グレードのみ
- テレスコピックステアリングはついていない
上記を見れば一目瞭然ですね。運転席にハンドルの位置やシートの高さを変える機能がついていないんです。というより厳密に言うと最上級グレードのG“SA Ⅲ”にはついているのですが価格が約122万円します。
さらに後席もG“SA Ⅲ”グレード以外はヘッドレストすらありません。こんな中で長距離の運転は、劣悪な環境ですね(笑)
つまり、ミライースの安さの秘密は「内装の装備を削ったから」と言えそうですし、安いから多少乗り心地が悪くても気にしないという方向けの車なのかもしれません。
車内の騒音は我慢できるレベルの乗り心地?
出典:ダイハツ ミライース
音に関してのオーナーの評価は、「まぁそんなに気にならない」という感じの全体評価
オーナーの口コミ
- 予想以上に静かで、普通に走っている分には、エンジン音も気になりません。
- 音も静かです。エンジン音よりもロードノイズの方が気になるくらいです。
- タントより少しエンジン音は小さい気がします。
- エンジン音も聞こえてきますが、軽トラのようににぎやかなわけではないので良しとします。
室内に入ってくる音に関してはうるさく感じる方もいるようですが、概ね問題なしと思ってよいかもしれません。
ミライースの乗り心地はどうしたら良くなる?
出典:ダイハツ ミライース
ここまで紹介してきた中では、乗り心地に関して比較的悪い評価が多いといった印象ですね。ではこの乗り心地を改善できないかと思ったところ、実際に改善を試しているオーナーがいたので紹介しておきます。
オーナーのコメント
- 最近、タイヤをレグノに換えたので、さらに乗り心地は良くなりました。
- 快適に乗るためには色々と工夫が必要です。社外品のアームレスト、座布団はあったほうが良いです。
- 低反発ウレタンのシートクッションを敷いたところ、さらに乗り心地が向上しました。
みなさん、頑張って改善されているようです。(笑)
ミライースの弱点を改善
- 突き上げが気になる → 座布団を買って敷く
- 突き上げが気になる → タイヤを変える(空気圧を調整)
- 首が疲れる → 社外品のアームレストを買う
- 腰痛 → 低反発のシートクッションを敷く
安く買って、乗り心地が悪い分自分で改善するという感じでしょうか。
乗り心地が良いと答えた人の感想
ここまでで、批判的なコメントや不満が多い結果となっていますが、実際に乗り心地は良いと言うオーナーも見られます。
オーナーの満足な口コミ
- 個人的な印象としてはかなり良かったです。ダイハツ特有の硬めではありますが、道路の継ぎ目を超えても嫌な振動がなく値段を考えれば素晴らしいです。
どうやらこのコメントにミライースの選ばれるポイントが集約しているかもしれないですね。
おそらくミライースを買って満足するオーナーの特徴は、「価格が安いので多少乗り心地が悪くても問題ないし、近場での移動手段が主なので満足している!」と言った感じです。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回はダイハツ ミライースの乗り心地についてオーナーの評価をもとに解説してきました。
悪い点(欠点)や不満が多い結果となりましたね。
ミライースの特徴は低価格、低燃費です。(加えて安全性も)
なので、それさえおさえておけば乗り心地が多少悪くても問題ないというオーナーが多いように感じました。
燃費については実に驚かされるほどの低燃費となっています。乗り心地で悪い評価であった分、燃費で取り戻したいところですよね。
以下にミライースの実燃費をまとめていますのでぜひご覧ください。
本記事がみなさまのクルマ選びに少しでもお役に立てれば幸いです。
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