スズキ ジムニーの実燃費は平均13.8キロで悪い!10キロ以下にもなる。

スズキのジムニーは月間2000台の販売台数があるヒットセラーの軽自動車です。
ジムニーを買おうか迷っている方が知りたい情報のひとつに、実燃費があるのではないでしょうか。
悪路での走行を考えた際に、燃費がおちるのは当然の事になりますが、実際の実燃費がどれぐらいなのかは気になりますよね。
そこで今回は、ジムニーの実燃費についてオーナーの口コミを参考にしながら調査してみましたので解説していきます。
それでは早速見ていきましょう。
もくじ
ジムニーの実燃費は13.80km/Lで悪い!
出典:スズキ ジムニー
スズキ ジムニーの年間の平均実燃費は13.80km/Lとなっていることが分かりました。
軽自動車でいけば15km/Lを達成すると燃費が良いという分類になるんですが、基準値を下回っているので燃費は悪いと判断できます。
しかし、年間を通して 14〜16km/L答えるオーナーの割合も多かったので、実際にどれくらいの実燃費になるのかをオーナーの口コミをもとに調査していきたいと思います。
具体的に燃費について詳しく見ていきましょう。
ジムニーのカタログ燃費は16.2km/L
まずはカタログ燃費からいきましょう。ちなみにこの16.2km/Lという燃費はWLTCモードでの5MTの計測となります。
ちなみに、4ATでの燃費は13.2km/Lとなります。
出典:スズキ ジムニー
ジムニーの燃費達成率は?
燃費達成率は、85%でカタログ燃費からすると1.5割程度、下回る結果になっていますが概ね許容範囲です。
燃費 | ジムニー(5MT) |
---|---|
カタログ燃費 | 16.2km/L |
平均実燃費 | 13.8km/L |
燃費達成率 | 85% |
ジムニーの実燃費の記録
オーナーから投稿されたジムニーの実燃費の報告は以下のような数値になっています。
出典:スズキ ジムニー 実燃費
これを見ると実燃費の平均値は13.80km/Lになるようですが、実際には12〜16km/Lと答えているオーナーの割合も多いようです。
この後で、実際のオーナーのコメントも交えて見ていきたいと思います。
続いて、月ごとでどれくらい燃費に差が出るのかについても見ていきましょう。
月ごとの実燃費を計測
以下のような数値になっています。
出典:スズキ ジムニー 実燃費
グラフの実燃費を数値に落として見てみましょう。
ジムニーの平均実燃費 | |
---|---|
1月 | 13.0km/L |
2月 | 13.3km/L |
3月 | 13.6km/L |
4月 | 14.0km/L |
5月 | 14.3km/L |
6月 | 13.8km/L |
7月 | 14.0km/L |
8月 | 13.3km/L |
9月 | 14.4km/L |
10月 | 14.2km/L |
11月 | 14.5km/L |
12月 | 13.5km/L |
これを見て分かるのは、ジムニーは年間を通して燃費の上げ下げは少ないということです。
燃費が一番悪い時が1月の13.0km/Lですが一番良い時は、意外にも11月の14.5km/Lになります。
冬の時期に燃費が高いというのは珍しいことです。というよりむしろ年間通じてほとんど燃費差がありませんね。
燃費差にすると、わずかに1.5km/Lほどです。燃費が安定しているということが言えます。
軽自動車の中には良い月と悪い月で2〜3km/Lも実燃費が変わる車もあるので燃費の振れ幅としては安定はしているようです。
ここまでで、カタログ燃費、実燃費を数値に落として解説してきましたが、ここからはオーナーの口コミから燃費の評価について詳しく見ていきたいと思います。
オーナーの燃費評価はどうなのか?
出典:スズキ ジムニー
続いてオーナーのジムニーに対する燃費の評価を口コミから見ていきます。
オーナーの燃費評価はもうちょっとほしい!
- 10㎞/lを越えてくれれば満足です。総走行距離1000㎞時点では12~3㎞/lです。
- 街乗りで9km/lくらい。高速でも+3km/lくらいでしょうか。欠点を差し引いて有り余る魅力。
- 10㎞/lを越えてくれれば満足です。総走行距離1000㎞時点では12~3㎞/lです。
- 現状6キロくらい。最悪。
- 軽とは思えない燃費。まぁ、これを言うのは野暮。
オーナーのコメントから察するに実燃費はストレートに言うと、最悪の結果です。
通常、リッター10km/Lを下回る燃費をだしている軽自動車はクレームの嵐なんですが、なぜかジムニーにおいては燃費が悪い割にはクレームが少なく、妥当と判断しているオーナーが多数いるようです。
半ば、燃費については諦めているという評価の方が目立ちます。
もはや燃費は関係ない!ジムニーの用途
出典:スズキ ジムニー
燃費の良し悪しは様々な要因で変わりますが、ジムニーがどのような用途で使われているのか調べてみました。
ジムニーの用途
- 東北の豪雪地帯に住んでおり、自宅周辺の積雪状況もかなり厳しいため、12月、1月は本当に助かっています。
- 極悪路では独壇場。しかし一般道ではその性能は使いきれない。河原等で威力発揮
- 積雪は30センチ以上はあったかな…なんの問題もなく雪を掻き分けて出れました!ジムニーに感謝!感激!
- 未舗装林道での4L走行では、ジムニーの楽しさが全開に!
- スタイルに惚れて買ったのでジムニー以外の軽は買わなかったでしょう。
やはりジムニーが使われているのは雪国地域や未舗装の道路など、悪路走行を楽しむために、もしくは悪路走行の対策に購入する方がほとんどのようですね。
そのため、燃費が悪いというのは関係ないと言うか、当たり前という感覚が妥当かと思います。
出典:スズキ ジムニー
燃費は悪いが楽しさ満点の車
出典:スズキ ジムニー
ジムニーが燃費が悪いということは分かりましたがなぜ買い求める人が多いのかについて調べてみました。
悪路走行を可能にする4WD
出典:スズキ ジムニー
出典:スズキ ジムニー
ジムニーが親しまれている理由はあらゆる悪路での走行性です。
車体にはパートタイム4WDを採用しているので、悪路走行時に前輪、もしくは後輪が浮き上がり空転してしまった場合でもその他のタイヤで駆動力を確保しているため動き出しが可能になります。
出典:テレビ神奈川(tvk)「クルマでいこう!」
これがジムニーの醍醐味ですね。一輪が浮いた状態からでも脱出できるので積雪の多い悪路などでも活躍できるのはすぐに分かります。
スズキが新開発したラダーフレーム
出典:スズキ ジムニー
一般的なSUVのモノコック構造とは違いジムニーの構造は上記のようになっています。
これがジムニーの新開発ラダーフレームになりますが、Xメンバーを採用し援護にクロスメンバーを追加したことで剛性を従来比で約1.5倍高めています。
ジムニーのサスペンション
出典:スズキ ジムニー
凹凸の激しい路面でタイヤが浮いてしまった場合でも走行を可能にするのが柔軟なサスペンションです。
3リンクリジッドアクスル式サスペンションを採用しているので荷重の大小問わず、大きな対地があってもクリアランスを確保できる点が魅力的です。
本記事のまとめ
出典:スズキ ジムニー
いかがでしたでしょうか。今回はスズキのジムニーの実燃費について解説してきました。
実燃費としては、13.80km/Lという記録になっており一般的な軽自動車が15km/L程度になるので、そこからすると燃費が悪いという結果になりました。
さらに、オーナーの口コミをベースに燃費を見ていくと普通に10km/Lを下回る報告がされていましたのでそもそもジムニーに燃費効率を求めるのは間違った見方なのかもしれません。
そして、ジムニーの走行性能についても一部お伝えしましたが、やはり悪路での走行の安心感や楽しさというところがこの車で受け入れられているポイントかと思います。
その証拠に、燃費が悪くてもそれを不満と捉えるオーナーは少ないので、どちらかと言えば燃費はこんなもんでジムニーに求めるのは燃費効率ではないと言っても過言ではなさそうです。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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