スズキ ハスラーの実燃費は19km/Lで決まり!燃費は良かった!が多数

スズキのハスラー(HUSTLER)といえば軽トールワゴンとSUVを掛け合わせたようなクロスオーバーSUVの軽自動車になります。
その外観は可愛らしくもあり、どっしり構えた心強い印象から非常に人気の高い車であることは間違いありません。
そんなハスラーですが、実燃費がどれぐらいなのか気になるところではないでしょうか。
そこで今回はハスラーを所有しているオーナーの年間の燃費評価について調査しましたので解説していきたいと思います。
それでは早速見ていきましょう。
もくじ
ハスラーの実燃費は19.02km/Lで燃費が良い
出典:スズキ ハスラー
ハスラーの平均実燃費は19.02km/Lとなっていることが分かりました。
これは、実際にハスラーを所有しているオーナーからの燃費報告の数値です。
ここからハスラーの燃費について、より詳しく解説していこうと思います。
まずはカタログ燃費を見てみましょう。
ハスラーのカタログ燃費は32.0km/L
まずはカタログ燃費から見ていきましょう。
グレードによって燃費が異なりますが、以下のようになります。
出典:スズキ ハスラー カタログ燃費
上記はNA車のカタログ燃費になります。
ハスラーの場合は、NA車(自然吸気)とターボ車が用意されているようですね。
グレード名 | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
Jターボ | 27.8km/L | 約157万円 |
J | 32.0km/L | 約148万円 |
Gターボ | 27.8km/L | 約140万円 |
G(5MT) | 26.4km/L | 約119万円 |
G(CVT) | 32.0km/L | 約132万円 |
A(5MT) | 24.8km/L | 約110万円 |
A(CVT) | 26.6km/L | 約110万円 |
カタログ燃費については概ね20後半ぐらいなので燃費は良さそうですね。
ただ、実燃費になると、カタログ燃費からだいたい2〜3割程度下がるはずです。
実際に調査してみたところ以下のような結果になっています。
実燃費は年間平均で19.02km/L
出典:スズキ 実燃費
上記はハスラーのオーナーの燃費記録になります。1年間を通じての実燃費は19.02km/Lとなりました。
続いて、月ごとに燃費がどのように変化するかについても見てみましょう。
ハスラーの月別の燃費変動
出典:スズキ 実燃費の変動
月別で燃費の変動を見ると上記のような動きになります。
良い時と悪い時で燃費の差はそんなに感じられませんが一応、数値にしてみたいと思います。
ハスラーの平均実燃費 | |
---|---|
1月 | 17.5km/L |
2月 | 17.7km/L |
3月 | 18.5km/L |
4月 | 19.3km/L |
5月 | 20.1km/L |
6月 | 19.9km/L |
7月 | 19.0km/L |
8月 | 18.5km/L |
9月 | 19.4km/L |
10月 | 19.8km/L |
11月 | 19.2km/L |
12月 | 17.9km/L |
これを見て分かるのは、ハスラーの実燃費は燃費が悪化する時期でも17km/L以上を達成しています。
燃費が悪い月は1月の17.5km/Lですが、一番良い月だと5月の20.1km/Lのようですね。
燃費差はおよそ、2.6km/L程度なので燃費の振れ幅は比較的少ない方だと思います。
燃費の達成率は61.3%で低い結果に。
出典:スズキ ハスラー
続いて、カタログ燃費に対してこの実燃費がどれくらいの燃費達成率になったのかを算出してみます。
ここではJやGグレードのNA車でのカタログ燃費を用いて計算します。
燃費 | ハスラー |
---|---|
カタログ燃費 | 32.0km/L |
平均実燃費 | 19.02km/L |
燃費達成率 | 59.4% |
ハスラーのカタログ燃費32.0km/Lに対して実燃費が19.02km/Lなので燃費達成率はおよそ4割ほど下がる計算になります。
カタログ燃費からすると低い数値ではありますが、軽自動車の燃費からすれば15km/L以上の数値を月別でも達成しているので素晴らしい燃費の実績だと思います。
ではここから先は、実際にハスラーを所有しているオーナーが実燃費をどのように評価しているのかを見ていきたいと思います。
オーナーの燃費評価を口コミから調べてみました。
ハスラーのオーナーからは燃費に満足の声
出典:スズキ ハスラー
オーナーのコメント:ハスラーの燃費に満足
- 通勤片道18キロ程度で使用しています。前半3キロほどはかなりの渋滞でノロノロ&ストップですが燃費は21キロは出ています。
- 燃費は18km/L。エアコンを時折使用。大人4人が常に乗車。
- 燃費は街乗りで18程度。高速だと16くらい。
- アイドリングストップOFFで走りましたが燃費は18.5でした。町乗りが続くと18をきるくらいになります。
- 冬場で17.6km/L。夏場では21km/Lを叩き出した。
- 燃費は、街乗り(東京都内)+高速+峠を走っていますが、燃料満タン法計測で平均燃費16km/L位です。
オーナーの口コミを見ると18〜21km/Lといったコメントが多いようですね。実燃費で19.02km/Lなのでこの数値は概ねあっているようですね。
ではなぜハスラーがここまで低燃費を実現できるのでしょうか。
それにはスズキの独自の技術がありました。
ハスラーが低燃費を実現できる理由
出典:スズキ ハスラー
続いてハスラーが低燃費を実現している理由について見てみましょう。
S-エネチャージ
出典:スズキ ハスラー S-エネチャージ
S-エネチャージ(S-ene charge)とは車を発進させた際にモーターでアシストすることによってエンジンの負担を減らし、低燃費を実現させるための仕組みです。
車のガソリン消費が一番大きいのはアクセルを踏んだ時になります。つまり車を発進させる時や加速して高速道路などで追い抜く時です。
この時にモーターの力を加えることによって余計な出力(燃費消費)を省くことができます。
アイドリングストップ
出典:スズキ ハスラー アイドリングストップ
アイドリングストップ機能はご存知の方も多いと思いますが、車が停止中になるとエンジンを自動で停止させることによって低燃費を実現させるための仕組みです。
スズキのハスラーのアイドリングストップでは赤信号などでスピードを落とした際に13km/h以下まで減速するとエンジンを停止する新アイドリングストップシステムが採用されています。
従来のアイドリングストップよりも長めにエンジン停止状態を維持できる他、勾配で約14%までの坂道であれば本システムが作動するため、より低燃費の実現に貢献します。
エネルギーフローインジケーター
出典:スズキ ハスラー エネルギーフローインジケーター
この機能はドライバーがエコ運転を行うための機能で、運転中に画面表示を見ながら発電の状況やバッテリー残量を確認することができます。
さらに、ステータスインフォメーションランプによってメーターの照明カラーを見ながら走行することで燃費効率が良い状態で運転できていることを把握できます。
オーナーによる燃費アドバイス
最後に口コミの中からオーナーの助言も見つかったのでご紹介しておきます。
出典:スズキ ハスラー
参考レベルですが以下を気にしながら運転すると良いでしょう。
オーナーの燃費アドバイス
- 時速50kmと60kmの間が燃費の最大地点と思われます。
- 燃費は18km/L。エアコンを時折使用。大人4人が常に乗車。
- 平均で15くらい。まあターボですから良くはないですね。
- 燃費もSエネチャージなのでかなり良く経済的です。
車には時速何キロの状態で良い燃費を維持できるという基準や目安のようなものがあります。
オーナーのコメントによれば、時速5、60キロぐらいが燃費効率がよかったというようなコメントがありました。
また、大人4人が乗車している際にも18km/Lは届くようですが、さすがにターボ車になるとやや燃費は下がってしまうようです。
前述したように低燃費実現のための仕組みであるS-エネチャージは十分に燃費に貢献しているようなコメントも多く見られました。
本記事のまとめ
出典:スズキ ハスラー
いかがでしたでしょうか。今回はスズキのハスラーの実燃費について解説してきました。
カタログ燃費については32.0km/Lでしたが、実燃費の平均では、19.02km/Lという結果になっていました。
燃費達成率で見ると4割程度下がるわけなので、決して高い基準とはいえないものの、年間を通して17km/L以上は常にキープできる低燃費な車ではないでしょうか。
というわけで、ハスラーの実燃費は年間通して良かったと判断できそうです。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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