新型eKワゴンのグレードの違いと特徴を分かりやすく解説!

2019年3月に待望のフルモデルチェンジを経て4代目になった三菱のeKワゴンですが、どのように生まれ変わったのかきになるところではないでしょうか。
eKワゴンには2種類のグレードが用意されていますが、その違いが何かわからないと言う方も多いかと思います。
そこで今回はeKワゴンの2つのグレードの違いや特徴について解説してみたいと思います。
実は違いはかなり少ないものだということが分かりました。それでは早速みていきましょう。
もくじ
eKワゴンの2種類のグレード
まずは、この2種類のグレードについて見てみましょう。以下のようになっています。
グレード名 | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
G | 29.4km/L | 約140万円 |
M | 29.4km/L | 約132万円 |
MグレードとGグレードの2つですね。カタログ燃費はどちらも29.4km/Lで低燃費を実現しています。価格についてはおよそ8万円ほど価格差があるようですね。
グレードの違いは主に、装備がついているかついていないかの違いになります。エンジンなどの基本性能は同じになります。
グレード選びをする際に重要なのはこの価格差8万円に対して必要な装備だと思えるかどうかになります。
そのためグレードごとの装備でどのような違いがあるのかを見てみることにしましょう。
ちなみに、違いがある部分として先にお伝えすると、エクステリアやエンジン、車両サイズは同じで装備と搭載できるオプションにのみに若干の違いがあります。
エクステリアはグレードごとに違いなし
eKワゴンのエクステリアは以下のような感じです。グレードごとに違いはありません。
7色のカラーバリエーションになっていますがグレードごとに外観の変化は特にありませんので、以下から装備の違いについてを詳しく見ていくことにしましょう。
グレードごとの標準装備の違い
まずはeKワゴンのグレードごとの装備について確認してみます。
以下はMグレードとGグレードのそれぞれに搭載してある装備の違いを示した表になります。
もちろん、Gグレードの方が価格が8万円ほど高いのでGグレードの方がより装備が充実しています。
グレード | M | G |
---|---|---|
価格 | 約132万 | 約140万 |
フロントドア | UVカット | IRカット/99%UVカット |
助手席(シートバックポケット下側) | – | ○ |
シートアンダートレイ(助手席引き出しタイプ) | – | ○ |
スライドレバー(テールゲート側から操作可能) | – | ○ |
キーレスエントリーシステム | ○ | – |
キーレスオペレーションシステム&エンジンスイッチ | – | ○ |
マニュアルエアコン | ○ | – |
タッチパネル式フルオートエアコン | – | ○ |
装備の違いについてはこのような感じです。いかがでしょうか。
正直これといって大きな違いはありませんが、Gグレードの方が収納がやや多く、鍵なしでドアの開閉ができ、プッシュ式でエンジンが作動するので、今の軽自動車にはあって当然の装備類になっています。
一方で下層のMグレードについては、エアコンもマニュアルでダイヤル式なので少し古いような印象をうけますね。
グレード別に前席を見比べてみましょう。
Mグレード室内
Gグレード室内
パッとみた感じだとあまり違いがわからないですよね。
上記の写真で分かりやすい違いというのは、エアコン部分がダイヤル式なのかプッシュ式なのかになります。プッシュ式のGグレードの場合だとオートエアコンなので自動で風量が調整されます。
以下はGグレードの搭載装備です。
キーレスエントリーシステム、シートアンダートレイ
鍵なしで開閉が可能なキーレスエントリーです。車に近づきボタンを押すことでドアが開閉するタイプになります。
また、エンジンをスタートする際にはボタンを押すだけでエンジンがかかるタイプのものですね。
また、助手席シートの下にはトレイが備え付けられているので靴などを収納することができるスペースがあります。
スライドレバー
上記はGグレードのスライドレバー装備で荷室を後方からスライドさせてレバーを引くことで折りたたみができます。
IRカット/99%UVカット
また、フロントドア部分にはUV(紫外線)を99%カットしてくれる機能がついているので女性には紫外線対策にもなります。
Gグレード室内
上記はこれらの装備がつまったGグレードの室内になります。Mグレードにはない装備があります。
もし、ここまで見てきた中で8万円を出してもメリットがあると思えばGグレードを選ぶとよいでしょう。逆に言うとこれぐらいしか標準装備では違いがないので特に必要なければMグレードでも良いかと思います。
また、eKワゴンにはグレードごとでオプションをつけれるかつけれないかといった違いもあるので以下で見ていきましょう。
グレードごとにオプション装備が可能
eKワゴンのグレードの違いはもう1点あり、取り付け可能なオプションと取り付けできないオプションが用意されています。
これを表で表したものが以下になります。
グレード | M | G |
---|---|---|
価格 | 約132万 | 約140万 |
ステアリングスイッチレス | △ | – |
2スピーカー | △ | △ |
GPSアンテナレス、TVアンテナレス | △ | △ |
ナビパネル7インチ用 | △ | △ |
e-Assistレス | △ | – |
オートライトコントロールレス | △ | – |
フォースリミッターレス(リヤ3点式ELR付シートベルト | △ | – |
シートベルト非着用ウォーニング | △助手席・運転席 | – |
ソナーレス | △ | – |
デジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付) | – | △ |
マルチアラウンドモニター(移動物検知機能付) | – | △ |
アダプティブクルーズコントロール(ACC) | – | △ |
車線維持支援機能(LKA) | – | △ |
電動パーキングブレーキ | – | △ |
※△の記号はディーラーオプションでつけられる装備になります。-についてはオプションであってもつけることができません。また、ステアリングスイッチについては設定が細かいのでeKワゴンの主要装備をご確認ください。
グレード別の違いとして大きのは、上記のような先進装備、安全装備をつけれるかどうかになります。
eKワゴンの最大の特徴である、MI-PILOT(マイパイロット)は上級グレードのGグレードのみがオプションで取り付けが可能になります。Mグレードは取り付けができません。
以下でオプションで取り付け可能な主な装備を見てみましょう。
MI-PILOT(マイパイロット)
MI-PILOT(マイパイロット)
MI-PILOTでできることは2つで、アダプティブクルーズコントロール(ACC)と車線維持支援機能(LKA)になります。
高速道路での安全走行とドライバーの負担軽減に役に立つシステムになります。
アダプティブクルーズコントロールは、約30km/h〜100km/hの走行であれば前走車に自動で追従してくれる機能になります。
先行車が停止すれば適切な車間距離をとって停止する優れたシステムです。
一方、車線維持支援機能は、路面の白線を読み取り道の真ん中を走るようにドライバーの運転を支援してくれる機能です。
このマイパイロットに搭載される機能は、Gグレードを選択してメーカーオプションをつけることで装備が可能になります。
デジタルルームミラー
デジタルルームミラー
軽自動車で初のデジタルルームミラー(マルチアラウンドモニター表示機能付)がGグレードのメーカーオプションとして装着できます。
デジタルルームミラーは、視界を確保するのにかかせないシステムです。
クルマの後方部分に感度の高いカメラを設置しており、ルームミラーを連動させています。
ミラーの下部にあるボタンを押すことでカメラ映像に切り替えたりミラーとして活用できたりと安全性を高める装備になっています。
マルチアラウンドモニター
マルチアラウンドモニター
こちらもGグレードのみがオプションで選択可能な装備で、車を駐車するときなどに重宝されるシステムです。
車庫入れの際や縦列駐車、死角となる視界の確保ができるという今時のクルマにはあった方が良い装備です。
また、クルマの真上からとった映像をデジタルルームミラーに表示して、運転を支援することができます。人や自転車などの移動物を見つけると知らせてくれる、「移動物検知機能」も搭載されています。
電動パーキングブレーキ
電動パーキングブレーキ
Gグレードのメーカーオプション装備です。ブレーキペダルから足を離した状態でも、停車状態をキープすることができるので、渋滞などでも足に負担のかからない装備になっています。
ここまで紹介してきた装備については、Gグレードのメーカーオプションのみで装着可能な装備になります。
その他の装備の詳細については、三菱eKワゴンの主要装備からご確認ください。
本記事のまとめ
いかがでしたでしょうか。今回は三菱eKワゴンのグレードの違いと特徴についてを表と画像を使いながら解説してきました。
エクステリアについては、変更はありませんでしたがインテリアや室内装備についてはGグレードの方が若干、今風といった装備になっていました。
前述したように標準装備に8万円を出す価値があるかといった点で考えるとグレード選びはスムーズかと思います。
ただし、eKワゴンの場合は標準装備だけでなくメーカーオプションについても見てみるとよいでしょう。
Gグレードではメーカーオプションでつけられる良い装備が備わっています。
そのため、GグレードかMグレードかを選ぶ際には、標準装備とオプション装備の内容を確認すると良いかと思います。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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