中古車のペットの臭いの見分け方や改善方法を解説します!

中古車を購入する際に気になるのが、全オーナーが車内につれこんだペットの臭いや毛ですよね。
愛犬家であれば常識で気にならないと思うことでも、ペットが苦手な人からすると密閉された空間で犬や猫の臭いにさらされるのはストレスになるかもしれません。
せっかく買った中古車が実は以前ペット車でした、というのあとから気づかない様に事前に確認しておくことが重要です。
ということで本記事では、中古車を買うときのペット車の見分け方やもし買ってしまった場合の対処法、それから車を売却する時に、ペット車で減額される査定額などをご紹介したいと思います。
ペット車は苦手だから避けたいので見分け方が知りたい
それでは、早速みていきましょう!
- ペット車の見分け方
- 中古車の買取査定にも影響するペットの存在
- ペット臭の改善方法
車にペットを乗せるとすれば、ほとんどが犬ですよね。
オープンカーや助手席から顔を覗かせる姿は客観的に見るととても愛らしく見えます。
でもペットを乗せた車には乗りたくないという人は、中古車を購入前に見分け方を知っておきましょう。
もくじ
ペット車の見分け方

見分ける方法をいくつか抜粋しましたので中古車を購入する際にはご覧ください。
- ペットの毛を探す
- シートの特定箇所のみにできているシミ
- 雨があがった後の車内の臭いチェック
- 不自然な芳香剤の匂い
- シート上にある砂や足跡
- 窓やドアあたりに無数の引っかき傷
- フロアマットをひっくり返すと分かる毛
ペットの毛を探す
ペット車かどうか見極めるためにコロコロローラーやガムテームなどでシートやマットをペタペタしてみてください。ラゲージルーム(荷物置き場)も念入りにチェックしましょう。
またフロアマットをひっくり返すと見つかる場合もあります。これは飼い主が掃除をした際にマットの下に落ちた毛である可能性があります。
シートのシミや傷、車内の砂(足跡)
シートにの特定箇所にできたシミは犬の唾液や排泄物の可能性があります。
また、足跡がついていないかも確認しておきましょう。それから、ドア付近やシートを爪でひっかいた跡や爪がシートにひっかかった跡が残っているので注意して見ましょう。
雨があがった後の室内の臭いチェック
雨の後の室内は湿気があがっていて、車内にあった臭いも同時に立ちこめます。そのため晴れの日に確認するよりかは、雨上がりが一番臭いがわかりやすいです。
※このようにペット車かどうかを見分ける点で知っておいたほうが良いことは、前オーナーや中古車販売店がペットによってできた傷や臭いを隠そうとすることです。そのため、凝視して見なければなかなか気づくことができません。
また、販売店側も、前オーナーがペットを乗せていたと申告しない限りは、ペット車ですとは言いませんので注意してください。
中古車の買取査定にも影響する

車を売却する時に、いくらで売れるのかの査定を買い取り業者へ申し込むと思います。
その際の、ペットやタバコの臭いによる査定額の減額は、一般的に3万円〜5万円ほどと言われています。
さらに、中古車の査定基準を示す日本自動車査定協会(JAAI)の販売店用加減点基準によれば、車内にペットの毛や匂いが付着していた場合をマイナス40点の査定の減点対象にしています。
もし、ペットの毛とペットの臭いがどちらもある場合には40点+40点で80点の減点となります。 1点あたりに減点される査定額は1,000円となりますので80点の場合は、8万円も査定金額が下がるということになります。
さらに、樹脂製部分のすり傷に対しても10点の減点が設けられていますのでペットを乗せた車を売却する場合には、そのあたりも知いたほうが良いでしょう。
査定基準の内容に関して詳しく知りたい場合はJAAIの販売店用加減点基準をご覧ください。
ペット臭や傷などの改善方法

続いて、ペット臭の改善方法についてみていきたいと思います。
主には、業者に任せるか自分でやるかの2つになります。
車内洗浄を業者に任せた場合は、スチームクリーナーや専用の洗剤などを使ってもらえるため比較的きれいに洗浄されるかと思います。少なくとも自分でやるよりかは臭いは消臭されます。 ただ、車内洗浄する際のおおよその費用は約5万円程度かかってしまいます。
一方、自分でやる場合は市販のクリーニング材を使って行いましょう。
ホームセンターやネットで安く販売しています。 また、清掃する際には、消臭スプレーや重曹を水で溶かしたものをシートやカーペットなどにふきかけることをおすすめします。比較的きれいにとれます。
ただし、臭いの元まではおとせない可能性がありますのでやはり業者への相談も検討するのが良いでしょう。
中古車のペットまとめ

いかがでしたでしょうか。
中古車を購入する際には、前オーナーがどのような人でどのような車の扱いをしていなのかわかりません。
ペットを同乗させた場合は、匂いなどでわかりやすい場合がありますが、中古車の購入においては、事前の実車確認をせずに購入する方もかなり増えていますので事前確認が難しい場合もあります。
ペット車を買わないようにするためには、実写確認した際の目利きと、それから販売店との情報収集、事前確認がとても大切です。