日産 デイズルークスの実燃費は14km/Lで悪いことが判明!オーナー調査から解説!

日産のデイズルークスと言えば日産と三菱の合弁会社のNMKVが開発を担当した人気のスーパーハイトワゴンですよね。
フロントフェイスが特徴的でセレナを思わせるボディからも日産らしさが伝わってきます。
そんなデイズルークスですが、実際の燃費はどうなのかが気になるところではないでしょうか。
2016年には燃費試験の不正なども報道されましたので今回はデイズルークスを実際に所有しているオーナーの口コミをベースにして実燃費を調査してみることにしました。
その結果はというと、一般的な軽自動車よりは下回る結果となりました。
それでは早速、デイズルークスの燃費について見ていくことにしましょう。
もくじ
デイズルークスのカタログ燃費は?
出典:日産 デイズルークス
以下がグレード別の燃費表になります。
グレード名 | 燃費(2WD) | 価格 |
---|---|---|
S | 22.0km/L | 約134万円 |
X | 22.0km/L | 約146万円 |
ハイウェイスターX | 22.0km/L | 約166万円 |
ハイウェイスターX Gパッケージ | 22.0km/L | 約174万円 |
ハイウェイスター Xターボ | 22.2km/L | 約170万円 |
ハイウェイスター Gターボ | 22.2km/L | 約179万円 |
X Vセレクション | 22.0km/L | 約152万円 |
ハイウェイスターX Vセレクション | 22.0km/L | 約173万円 |
デイズルークスのカスタム車である、ボレロとライダーについては別記事でご紹介します。
グレード別にはカタログ燃費はほぼ同じみたいですね。JC08モードで22.0km/Lとなっているようです。
ちなみにこの数値が良いのか悪いのかというと他車と見比べてみましょう。
ライバル車とカタログ燃費の比較
以下の表がライバル車と比較した時のカタログ燃費になります。
燃費 | カタログ燃費 |
---|---|
デイズルークス | 22.0km/L |
N-BOX | 27.0km/L |
タント | 27.2km/L |
スペーシア | 30.0km/L |
ホンダのN-BOX、ダイハツの新型タント、スズキのスペーシア、どれも非常に低燃費を実現していますが、それからすると日産のデイズルークスはかなり燃費が下回っているようですね。
実燃費になると、カタログ燃費から2、3割程度下がるのが普通なので実際の燃費があまり期待できませんが以下で詳しく見ていくことにしましょう。
デイズルークスの実燃費は14.10km/L
デイズルークスのガソリン車の実燃費は14.10km/Lという報告が上がっているようです。
出典:日産 デイズルークス 実燃費
上記はデイズルークスを購入したオーナーによる年間通しての燃費報告です。
この14.10km/Lというのはあくまで平均値になりますが、おおむね12〜16km/Lという報告が多いのでおそらくこの辺りがデイズルークスの実燃費になるかと思います。
軽自動車で15km/Lを割ってしまうと標準的には燃費が悪いと言えそうですね。
続いて月ごとで燃費に変動がないかも見てみましょう。
デイズルークスの月別の燃費はどう?
出典:日産 デイズルークス 燃費変動
デイズルークスの燃費変動を月別で見ていくと上記のようになっています。
季節によって燃費の変動が見られるようですね。そこで実際に数値にしてみました。
デイズルークスの実燃費 | |
---|---|
1月 | 13.0km/L |
2月 | 13.1km/L |
3月 | 14.0km/L |
4月 | 14.8km/L |
5月 | 15.5km/L |
6月 | 14.8km/L |
7月 | 13.8km/L |
8月 | 13.2km/L |
9月 | 13.9km/L |
10月 | 14.7km/L |
11月 | 14.3km/L |
12月 | 13.3km/L |
燃費が悪い月は1月の13.0km/Lですが、一番良い月でも5月の15.5km/Lしかいかないようですね。
燃費差はおよそ、2.5km/L程度なので燃費の振れ幅自体は小さいのですがそもそも燃費が悪い車かもしれません。
時期によって燃費の良し悪しが変わることはよくありますが燃費が伸びる5月前後で(平均の)MAX15.5km/Lとなるとちょっときびしいかもしれませんね。
燃費の達成率は64.0%で悪い!
出典:日産 デイズルークス
続いて、この実燃費がカタログ燃費と比較して、どれくらいの燃費達成率になったのかを割り出してみます。
燃費 | デイズルークス |
---|---|
カタログ燃費 | 22.0km/L |
平均実燃費 | 14.10km/L |
燃費達成率 | 64.0% |
デイズルークスのカタログ燃費はおよそ22.0km/Lで、実燃費が燃費報告だと14.10km/Lとなっているのでおよそ3.6割ほど下回る結果になりました。
カタログ燃費からすると実燃費はどうしても下がるのですが、それでも実燃費が15km/Lを下回っているので非常に燃費効率は悪いことが想定されます。
そこで、デイズルークスのオーナーがこの燃費についてどのようにコメントしているのかを見ていたいと思います。
デイズルークスの実燃費は不満が多い
出典:日産 デイズルークス
デイズルークスの実燃費についてオーナーのコメントを調べてみたところ、圧倒的に不満と感じている人の声が多く聞かれましたのでご紹介します。
オーナーのコメント:不満
- 悪いです。街乗りでリッター12くらいです。
- 燃費は、超ゆっくりはすると街中で17~8キロほど走りますので十分ですが、エアコン使用や少し踏み込むと半分以下になってしまいます。
- 街乗りで11~13キロくらい。渋滞の無い国道で18キロくらい。
- 頻繁に停まって走っての効率悪い走り方で10くらい。
- 保育園の送迎や近所の買い物中心+50kmほどの高速使用で約15km/lでした
コメントを見ると、まれに18km/Lまではいくときがありますが、エアコンをつけたり走行環境によってはほとんどが15km/L以下の燃費となっているようです。
年間の平均値で14.10km/Lという数値がでていましたのでこれはやはり概ね合っているかと思います。
ここからはデイズルークスの燃費貢献のためのシステムを見てみることにしましょう。
デイズルークスのエコな走りとは?
出典:日産 デイズルークス
前述したようにデイズルークスのカタログ燃費、実燃費ともに燃費が良いとは言えない結果になっていましたが、エコ運転の装備や機能はどのようなものがあるのでしょうか。
主には、アイドリングストップとバッテリーアシストシステムになります。
アイドリングストップとバッテリーアシストシステム
出典:日産 デイズルークス
デイズルークスに搭載されたエコシステムは主にアイドリングストップとバッテリーアシストシステムになります。
このシステムは走行中に、時速が13km/h以下になると作動しエンジンを停止させます。
停車時のアイドリングストップではなく停車前から作動し、エンジン内で燃料噴射をカットできるので無駄なガソリン消費を減らすことで燃費に貢献します。
さらにバッテリーアシストシステムが減速する際のエネルギーをバッテリーに充電しそのパワーを使って電装品に電力を供給することで燃費効率をあげています。
アイドリングストップについては3秒以上行うことで効果が発揮できるので目安は3秒以上です。
オーナーからの評価でもアイドリングストップが燃費に貢献しているだけでなく停止状態からの立ち上がりがスムーズといった声も多く聞かれました。
エコドライブインジケーター&燃費表示機能
今時の軽自動車であればあって当然の表示機能ですが、デイズルークスにも以下のメーターや表示機能が備わっています。
出典:日産 デイズルークス
アクセルペダルの操作を判定しエコドライブをアシストしてくれる機能や平均の燃費などを表示してくれる仕組みですね。
燃費の良し悪しは時期や車のエンジン以外にもドライバーの運転によっても大きく変わってくるため、エコ運転を行うためのエコドライブインジケーターはあると便利です。
本記事のまとめ
出典:日産 デイズルークス
いかがでしたでしょうか。今回は日産 デイズルークスの実燃費について解説してきました。
カタログ燃費は、22.0km/Lでライバル車と比較すると良い数値とは言えませんでした。
さらに実燃費について調べてみたところ14.10km/Lが年間の平均値となっていましたね。
軽自動車で15km/Lを割ってしまうとなると燃費が良いとは言えない点がオーナーからの不満につながっているようでした。
現在新車で販売されているデイズルークスは、2014年型の初代モデルですので日産の売りである、e-POWERやハイブリッドといった低燃費性能は搭載されていません。
しかし2020年の3月頃にデイズルークスのフルモデルチェンジも予測されていますので2代目の性能に期待したいところですね。
本記事がみなさまの車選びにとって少しでもお役に立てれば幸いです。
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